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【開業済み】ザ・グリーンリーフ・ニセコビレッジ タペストリー・コレクションbyヒルトン/北海道・ニセコ町

ヒルトンは2025年11月、北海道虻田郡ニセコ町のニセコビレッジスキーリゾート内に「ザ・グリーンリーフ・ニセコビレッジ タペストリー・コレクションbyヒルトン」を開業しました。ライフスタイルブランド「タペストリー・コレクションbyヒルトン」の日本初進出案件で、全200室、冬季限定営業、ニセコビレッジスキーリゾートへのスキーイン・スキーアウト対応という構成です。内装デザインはニューヨークのChampalimaud Designが手掛け、画家・富岡惣一郎氏の作品約200点を客室と廊下に展示しています。

ザ・グリーンリーフ・ニセコビレッジ タペストリー・コレクションbyヒルトンの外観(出所:ヒルトン公式ニュースルーム)
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注目ポイント3選

① タペストリー・コレクションbyヒルトンの日本初進出として2025年11月に開業しました

ザ・グリーンリーフ・ニセコビレッジは、ヒルトンのライフスタイルブランド「タペストリー・コレクションbyヒルトン」の日本初進出として2025年11月に開業しました。ニセコビレッジスキーリゾート内に立ち、全200室でスキーイン・スキーアウトに対応しています。営業は冬季限定で、ニセコビレッジ公式サイトは2026年4月1日から11月30日までを休館期間とし、2026年12月1日に営業を再開すると案内しています。建物はニセコビレッジで長く営業してきた既存ホテルで、内外装をChampalimaud Design、実施設計から現場監理をゲンスラーが担当した大規模改修を経ています。

② 富岡惣一郎の雪景色の作品約200点が客室と廊下に並びます

館内のアートは2人の作家とのコラボレーションが柱です。画家・富岡惣一郎氏が独自に開発した白色顔料「トミオカホワイト」を用いた雪景色の作品約200点が、客室と客室廊下に展示されています。札幌を拠点とするアーティスト兼グラフィックデザイナーの白鳥絵美氏は、ロビー入口とスパ外壁の壁画、客室ドアとスキーロッカーの手描きグラフィックを担当しました。ニセコの野生動物を描いた図案はメニューやルームキーにも使われています。ロビーラウンジにも「トミオカホワイト」の名が付けられ、暖炉を囲んでコーヒーやアプレスキーを楽しめます。

③ 53.2℃の源泉を100%かけ流しで使う温泉と温水プールがあります

温泉は天然岩を配した造りで、53.2℃の源泉から湧く湯を毎分270リットル、100%源泉かけ流しで供給しています。英語版リリースによると、源泉が40℃強まで冷めてから浴槽に注がれます。内湯と露天風呂は男女別で、露天風呂は大岩と雪化粧をした松に囲まれています。温泉水を利用した温水プールもあり、地域の樹氷にちなんだ「樹氷スパ」では、日本の美意識にヨーロッパのスポーツサイエンスの知見を組み合わせたトリートメントを提供しています。フィットネスセンターも併設されています。

日本初のタペストリー・コレクション、全200室を冬季限定で営業

ヒルトンは2025年11月16日付(英語リリース)および2025年12月11日付(日本語リリース)で、「ザ・グリーンリーフ・ニセコビレッジ タペストリー・コレクションbyヒルトン」の開業を発表しました。ヒルトンは同ホテルを「タペストリー・コレクションbyヒルトンの日本初進出」と明記しており、世界180軒以上を展開する同ブランドのポートフォリオに加わります。公式リリースでは開業日が日単位では示されておらず、本記事では「2025年11月」までを確認事実として扱います。

立地はニセコアンヌプリ山の麓に広がるニセコビレッジスキーリゾート内で、住所は北海道虻田郡ニセコ町東山温泉です。客室は全200室で、客室とスイートルームから構成されます。ヒルトン公式物件ページで確認できる客室タイプはデラックスキング、デラックスツイン、スイートで、タイプ別の室数やスイートの内訳、客室面積は公開されていません。

運営は冬季限定です。ニセコビレッジ公式サイトは2026年4月1日から11月30日までを休館期間とし、2026年12月1日に営業を再開すると案内しています。ヒルトン日本・韓国・ミクロネシア地区代表のジョセフ・カイララ氏は「冬季限定の運営は、ニセコが輝く季節をさらに際立たせます」と述べています。総支配人はケビン・ジラード(Kevin Girard)氏が務めます。

スイートのベッドルーム(出所:ヒルトン公式ニュースルーム)

富岡惣一郎の約200点と白鳥絵美のグラフィック

アート面では2人の作家とのコラボレーションが柱になっています。1つは画家・富岡惣一郎氏の作品です。同氏が独自に開発した白色顔料「トミオカホワイト」を用いた雪景色の作品約200点が、客室と客室廊下に展示されています。もう1つは札幌を拠点とするアーティスト兼グラフィックデザイナー・白鳥絵美氏によるもので、ロビー入口とスパ外壁の壁画、客室ドアとスキーロッカーの手描きグラフィックを担当しました。ニセコの野生動物をモチーフにした図案は、ダイニングのメニューや総支配人からのカード、ルームキーの動物モチーフにも展開されています。ヒルトンによると、白鳥氏は開業前に現地でレジデンシー(滞在制作)を行い、多くの作品を館内で制作したとしています。

ロビー(出所:ヒルトン公式ニュースルーム)

内装はChampalimaud Design、大規模改修ではゲンスラーがローカルアーキテクト

内装デザインは、ストーリー性のある空間設計で知られるニューヨークのデザインスタジオChampalimaud Designが手掛けました。ヒルトンはニセコの連峰風景に着想を得た設計であるとし、天然素材、彫刻的なフォルム、温かみのある質感を用いた構成だと説明しています。

建物自体はニセコビレッジで長く営業してきた既存ホテルで、ニセコビレッジ公式サイトは2010年のリローンチ以降に受賞を重ねてきたと記しています。この大規模改修について、設計事務所ゲンスラー(Gensler)は自社の実績ページで、築30年のリゾートホテルを対象にChampalimaud Designがインテリアおよび外装デザインを担当し、ゲンスラーがローカルアーキテクトとして実施設計から現場監理までを手掛けたと公表しています。改修範囲はエントランスおよびロビー、バーラウンジ、スキーバレット、ビヤガーデン、レストラン、温泉、スパ、客室とされています。施工会社は公式に公表されておらず不明です。

シグネチャーレストラン「五色」とロビーラウンジ「トミオカホワイト」

シグネチャーレストラン「五色」は、和洋の料理をそろえたアラカルトランチと、ライブステーションを備えた国際色豊かなビュッフェディナーを提供します。ロビー中央のロビーラウンジ「トミオカホワイト」は、暖炉を囲んでコーヒーやカクテル、軽食、アプレスキーを楽しむ社交空間として設けられており、スキーに出るゲスト向けに朝食のテイクアウトにも対応します。館内2施設に加え、隣接する「ヒルトンニセコビレッジ」と「ニセコ 世(NISEKO-YO)」のダイニングも利用できます。

シグネチャーレストラン「五色」(出所:ヒルトン公式ニュースルーム)
ロビーラウンジ「トミオカホワイト」(出所:ヒルトン公式ニュースルーム)

53.2℃の源泉かけ流し温泉、温水プール、樹氷スパ

温泉は天然岩を配した構成で、53.2℃の源泉から湧き出すミネラル豊富な湯を毎分270リットル、100%源泉かけ流しで供給しています。英語版リリースでは、源泉が40℃強まで冷めてから浴槽に注がれると説明されています。内湯と露天風呂は男女別で、露天風呂は大岩と雪化粧をした松に囲まれた造りです。温泉水を利用した温水プールも備えます。

スパは、この地域を象徴する樹氷にちなんだ「樹氷スパ」です。日本の美意識とホスピタリティに、ヨーロッパのスポーツサイエンスの知見を組み合わせたトリートメントを提供するとしています。フィットネスセンターも併設します。スキー面ではニセコビレッジスキーリゾートへのスキーイン・スキーアウトに対応します。

周辺エリア:ニセコビレッジ内6施設と広域のニセコ開発

ニセコビレッジはマレーシアのYTLコーポレーション傘下YTLホテルズが保有・運営するリゾートで、YTLホテルズ公式サイトは日本の物件としてニセコビレッジ、ヒガシヤマ ニセコビレッジ ア・リッツカールトン・リザーブ、ヒルトンニセコビレッジ、カサラ ニセコビレッジ タウンハウス、ヒノデヒルズ ニセコビレッジ、そして本ホテルを挙げています。本ホテルはこのうち3軒目のヒルトン系ブランドで、ヒルトンニセコビレッジ(ヒルトン)、ヒノデヒルズ ニセコビレッジ(キュリオ・コレクションbyヒルトン)と並びます。マリオット系では、同じニセコビレッジ内にモクシー ニセコビレッジが開業しています。ニセコビレッジ内の宿泊者には5駅を結ぶゴンドラの無料利用が提供されます。

ニセコエリア全体では、比羅夫・花園地区を中心に外資系ブランドの開発が続いています。倶知安町比羅夫地区ではシックスセンシズ ニセコ、花園地区ではカペラ・ホテルズ&リゾーツ ニセコ花園リゾートとONE HANAZONO VILLAS、比羅夫地区では星のやロッジニセコが計画・開発中です。ほかにアマン ニセコ、メルキュール ニセコ リゾートの各案件も動いています。

アクセス

〒048-1592 北海道虻田郡ニセコ町東山温泉

  • 新千歳空港から車で約110km・約120分(国道276号経由/ニセコビレッジ公式)
  • 新千歳空港からのコーチ(バス)で約2時間30分。宿泊施設のエントランス前まで運行
  • 冬季(12月〜3月)は北海道リゾートライナー、ニセコスノーエクスプレスが運行
  • JR倶知安駅からニセコビレッジまで無料シャトルバス(定時運行)を利用可能。JRニセコ駅からはタクシー
  • ニセコビレッジ宿泊者はゴンドラを無料で利用可能(5駅を接続、非スキー利用を含む)
  • ニセコビレッジスキーリゾートへスキーイン・スキーアウト

施設概要

施設名ザ・グリーンリーフ・ニセコビレッジ タペストリー・コレクションbyヒルトン(The Green Leaf Niseko Village, Tapestry Collection by Hilton)
所在地〒048-1592 北海道虻田郡ニセコ町東山温泉(ニセコビレッジスキーリゾート内)
開業2025年11月(ヒルトン公式リリースは2025年11月16日付。日単位の開業日は公式に記載なし)
ブランドタペストリー・コレクションbyヒルトン(日本初進出)
客室数200室(客室およびスイートルーム。タイプ別内訳は不明。公式ページ掲載タイプはデラックスキング、デラックスツイン、スイート)
営業期間冬季限定。2026年は4月1日〜11月30日休館、12月1日営業再開(ニセコビレッジ公式)
レストラン・バーシグネチャーレストラン「五色」、ロビーラウンジ「トミオカホワイト」。隣接するヒルトンニセコビレッジ、ニセコ 世(NISEKO-YO)のダイニングも利用可
温泉・スパ天然温泉(源泉53.2℃、毎分270リットル、100%源泉かけ流し。男女別の内湯・露天風呂)、温泉水を利用した温水プール、樹氷スパ、フィットネスセンター
スキーアクセスニセコビレッジスキーリゾートへスキーイン・スキーアウト
オーナー・運営YTLホテルズ(YTL Hotels/マレーシア・YTLコーポレーション傘下)がニセコビレッジを保有・運営。ホテルブランドはヒルトン
総支配人ケビン・ジラード(Kevin Girard)
インテリアデザインChampalimaud Design(ニューヨーク)
設計・監理ゲンスラー(Gensler)=ローカルアーキテクトとして実施設計から現場監理(同社公表の改修プロジェクト実績)
施工会社不明
アート富岡惣一郎(顔料「トミオカホワイト」を用いた作品約200点)、白鳥絵美(壁画・グラフィック)
ロイヤルティヒルトン・オナーズ対象
公式サイトhttps://www.hilton.com/ja/hotels/ctsglup-the-green-leaf-niseko-village/

出所

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About the Author

建築やデザインが好きで、新しいホテルについて日々勉強中です。名の知れた建築家や設計事務所が手がけた物件を見つけると、つい深追いしてしまいます。国内・海外を問わず、空間そのものに物語があるホテルを紹介しています。

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