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【2029年夏開業予定】ウェスティン北海道富良野リゾート/北海道・富良野市

マリオット・インターナショナル、積水ハウス、パシフィカホテルズ合同会社の3社は2026年9月2日、北海道富良野市に「ウェスティン北海道富良野リゾート(The Westin Hokkaido Furano Resort)」を2029年夏に開業すると発表しました。所在地は北海道富良野市1976番3ほか5筆、鉄骨造・地上9階地下1階・延床面積約17,000平方メートルの規模で、客室数は195室。事業主体は積水ハウス、マリオット・インターナショナルの「Westin」ブランドを冠し、運営はパシフィカホテルズが担います。

ウェスティン北海道富良野リゾート 完成イメージ @マリオット・インターナショナル/積水ハウス/パシフィカホテルズ

ウェスティンは、ホテル滞在そのものをウェルビーイングの機会と捉えるマリオット系のブランドです。今回の富良野プロジェクトでも、その中核となる「Sleep Well」「Move Well」「Eat Well」の三つの理念が計画全体を貫きます。195室の客室およびスイートルームは、自然からインスピレーションを得たデザインと現代的な快適性を組み合わせ、心身の回復とリラクゼーションを促す空間として設計される予定で、高速Wi-Fiに加えて客室内ウェルネスアメニティを備えるといいます。マリオット・インターナショナルで日本・グアムを担当するマーケットヴァイスプレジデントの田中雄司氏は、ブランドを象徴するHeavenly Bedをはじめとするウェルネスプログラムを通じて「活力を取り戻し、日本ならではのおもてなしを体験していただける」ことへの期待をコメントしています。

飲食施設は、セミオープンキッチンを備えたオールデイダイニングレストランとスペシャリティレストランの二本立てを予定します。加えてロビーラウンジ、カフェ、ベーカリー&パティスリーを設け、軽食やドリンクを提供する構想です。ビジネスイベントとソーシャルイベントの双方に対応するファンクションルームも設ける見込みで、リゾートでありながら宴会・会議需要を取り込む設計思想がうかがえます。付帯施設としてはこのほかバー、フィットネス、スパ、そして大浴場が挙げられており、外資系ラグジュアリーリゾートとしては珍しくない構成ながら、北海道の温浴文化を意識した大浴場の設置は国内客にとって分かりやすい訴求点となりそうです。

積水ハウスにとって、マリオット・インターナショナルとの協業は目新しいものではありません。「セントレジス大阪」「ザ・リッツ・カールトン京都」「W大阪」「ウェスティンホテル横浜」「コートヤード・バイ・マリオット札幌」、そして地方創生型の「Trip Base 道の駅プロジェクト」と、両社は都市部からロードサイドまで幅広い領域で組んできました。代表取締役兼CEO社長執行役員の仲井嘉浩氏は今回の発表に際し、同社が北海道各地で展開するフェアフィールド・バイ・マリオット道の駅ホテルの「渡り歩く旅」というコンセプトとの連動に言及し、富良野を起点に北海道各地へと旅が広がる滞在価値の創出を掲げました。一方の運営者パシフィカホテルズは、日本における外資系ホテルのサードパーティ運営を手がける事業者で、「フェアフィールド・バイ・マリオット大阪難波」「モクシー京都二条」「シティエクスプレス・バイ・マリオット大阪難波南」などの運営実績を持ちます。CEOのセス・サルキン氏は、富良野の海外旅行者数が着実に増加していることに触れています。

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周辺環境

富良野は、夏には一面に広がるラベンダー畑と丘陵風景、冬には日本有数の上質なパウダースノーを目当てに、通年で旅行者を集めてきたエリアです。発表資料によれば、近年は世界的に知られるニセコに代わる、より落ち着いた雰囲気のスキーリゾートとして注目を集めており、混雑を避けながら大自然を満喫したい旅行者に支持されているといいます。旭山動物園をはじめとするファミリー向け観光施設へのアクセスにも優れることから、家族旅行の目的地としての評価も高い。山々とワイナリーに囲まれた立地であり、チーズやワイン、新鮮な農産物といった食の厚みもこの地域の資産として位置づけられています。「Eat Well」を掲げるウェスティンにとって、地域の一次産品と結びつけやすい土地柄と言えます。

アクセス

北海道富良野市1976番3ほか5筆

最寄り駅や空港からの所要時間、送迎サービスの有無など、具体的なアクセス手段は公式発表では明らかにされていません。判明次第追記します。

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About the Author

国内でのホテル開発に携わってきた経験から、新規開業のニュースを中心に書いています。誰がどんな計画で、どの会社が建てるのか。発表から開業までの間に何が起きているのかという、いち利用者からは見えにくい部分に関心があります。

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