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【2026年秋開業予定】ウォルドーフ・アストリア ロンドン ― アドミラルティ・アーチ(Waldorf Astoria London – Admiralty Arch)/英国・ロンドン

バッキンガム宮殿へと続くザ・モールの起点に立つグレードI指定建造物「アドミラルティ・アーチ」が、ロンドン初のウォルドーフ・アストリアとして生まれ変わります。ヒルトンの公式発表によれば開業は2026年秋の予定で、客室・スイート・レジデンス合わせて114室、ミシュランスターを合計8つ持つ2人のシェフによるダイニング、最大500名を収容するボールルームを備えます。

ウォルドーフ・アストリア ロンドン ― アドミラルティ・アーチの外観イメージ
アドミラルティ・アーチの外観イメージ/提供:ヒルトン
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注目ポイント3選

① 1912年に建てられたグレードI指定建造物が、ロンドン初のウォルドーフ・アストリアになります

ザ・モールの東端、トラファルガー広場に隣接して立つアドミラルティ・アーチは、エドワード7世の命で建設され、サー・アストン・ウェブが設計した建造物です。かつてウィンストン・チャーチルが執務室を持ち、イアン・フレミングやマウントバッテン卿も働きました。リューベン・ブラザーズが2015年に6,000万ポンドで250年リースを取得し、ヒルトンと組んでホテルに転用します。当初は2022年の開業予定でしたが、復元作業のため延期され、現在は2026年秋の予定と発表されています。ヒルトンの公式物件ページでは、2026年11月1日時点で「Opening Autumn 2026 | Reservations available from February 2027」と表示されており、予約は2027年2月以降の宿泊分から可能とされています。

ウォルドーフ・アストリア ロンドンのマンサード・ベッドルームのイメージ
客室(マンサード・ベッドルーム)のイメージ/提供:ヒルトン

② ミシュランスターを合計8つ持つクレア・スミス氏とダニエル・ブラン氏がダイニングを手がけます

ダイニングを率いるのは、ミシュランスターを合計8つ持つ2人のシェフです。うち4つを持つクレア・スミス MBEは、持続可能な方法で調達した魚介や英国産の食材を軸にしたファインダイニング「コリアス(Coreus)」と、小規模なバー「ウィスキー&シーウィード」を手がけます。ダニエル・ブランはルーフトップのオールデイダイニング「カフェ・ブラン(Café Boulud)」を展開し、朝食からディナーまで通して営業します。総支配人には、ホテル・カフェ・ロワイヤルでMDを務めたギヨーム・マーリー氏が就任しています。

③ 114室の多くがバッキンガム宮殿を望み、ボールルームにはローマで修復されたシャンデリアが下がります

客室は客室・スイート・レジデンス合わせて114室で、内訳は公表されていません。多くがザ・モール越しにバッキンガム宮殿やネルソン記念柱、トラファルガー広場を望む向きに配されます。ネルソン・スイートをはじめ4室には建物の歴史にちなむ名前が付きます。ボールルームは3,540平方フィートで最大500名を収容し、天井にはローマで修復された9メートルのアンティーク・ムラーノ製シャンデリアが設置されます。6階のルーフトップテラスと、ハイドロセラピープールを備えたスパも設けられます。

ウォルドーフ・アストリア ロンドンのネルソン・スイートのテラスのイメージ
ネルソン・スイートのテラスのイメージ/提供:ヒルトン

チャーチルもフレミングも働いた国家的建造物が、ウォルドーフ・アストリアになる

ザ・モールの東端、トラファルガー広場に隣接して立つ「アドミラルティ・アーチ」は、1912年にエドワード7世がヴィクトリア女王の記念碑として建設を命じ、バッキンガム宮殿のファサードも手がけたサー・アストン・ウェブが設計した建造物です。この国家的建造物が、ウォルドーフ・アストリア ロンドン ― アドミラルティ・アーチ(Waldorf Astoria London – Admiralty Arch)として開業します。

Waldorf Astoria London – Admiralty Arch – Photo credit: DAVID ILIFF Creative Commons License

ヒルトンがリューベン・ブラザーズ(Reuben Brothers)と提携し、グレードI指定建造物を復元したうえでホテルに転用するプロジェクトです。かつてこの建物ではウィンストン・チャーチルが執務室を持ち、ジェームズ・ボンド原作者のイアン・フレミング、マウントバッテン卿らも働きました。総支配人にはギヨーム・マーリー(Guillaume Marly、元ホテル・カフェ・ロワイヤル MD)が就任しています。

開業は2026年秋の予定、公式の予約は2027年2月以降の宿泊分から

ヒルトンの公式ニュースルームは、開業時期を2026年秋(Autumn 2026)としています。一方、既に始まっている宿泊予約の対象は、公式物件ページの表示(2026年11月1日閲覧)では2027年2月以降の宿泊分(Reservations available from February 2027)とされています。2026年6月17日の公式リリース時点では「2027年3月1日以降の到着分」とされていましたが、現在の物件ページの表記に合わせています。公式発表ではこの2つがそれぞれこのまま示されており、開業日そのものの確定日付は公表されていません。

なお、2015年にリューベン・ブラザーズが6,000万ポンドで250年リースを取得し、2017年にウォルドーフ・アストリアとの提携が決定しました。当初は2022年の開業予定でしたが、グレードI指定建造物の復元作業により延期されています。

ウォルドーフ・アストリア ロンドンのスパへのアプローチ通路のイメージ
スパのアライバル・コリドーのイメージ/提供:ヒルトン

ミシュラン計8つ星の2シェフが手がける3つのダイニング

ダイニングを率いるのは、ミシュランスターを合計8つ持つ2人のシェフです。うち4つを持つクレア・スミス MBE(Clare Smyth MBE)は、ファインダイニング「コリアス(Coreus)」を開きます。持続可能な方法で調達した魚介、英国産の食材、季節の素材に焦点を置いた構成です。スミス氏はあわせて、小規模なバー「ウィスキー&シーウィード(Whiskey & Seaweed)」も手がけます。

もう1人はダニエル・ブラン(Daniel Boulud)で、ルーフトップのオールデイダイニング「カフェ・ブラン(Café Boulud)」を展開します。朝食からディナーまで通して営業する業態です。

客室・スイート・レジデンス合わせて114室、4つの特別室には名前が付く

客室構成は客室・スイート・レジデンス合わせて114室です。これは合計数で、客室・スイート・レジデンスそれぞれの内訳は公式に公表されていません。多くがザ・モール越しにバッキンガム宮殿、ネルソン記念柱、トラファルガー広場を望む向きに配されます。

このうち4つには建物の歴史にちなむ名前が付いています。ネルソン・スイート(Nelson Suite)、セント・ジェームズ・レジデンス(St James’s Residence)、ヴィクトリー・レジデンス(Victory Residence)、アドミラル・レジデンス(Admiral Residence)の4室です。プライベートレジデンスの面積は約17,500平方フィートとされています。

最大500名のボールルームと、ローマで修復された9メートルのシャンデリア

ボールルームは3,540平方フィート、最大500名収容です。天井には9メートルのアンティーク・ムラーノ製シャンデリアが設置されます。このシャンデリアはローマで修復作業を受けたうえで据え付けられたものです。ほかに6階のルーフトップテラスとグラウンドフロアのテラスを備えます。

ウォルドーフ・アストリア ロンドンのアドミラル・レジデンスのベッドルームのイメージ
アドミラル・レジデンスのベッドルームのイメージ/提供:ヒルトン

スパは個室・2人用トリートメントルームとハイドロセラピープールを備える

スパには個室および2人用のトリートメントルーム、サウナ、スチームルーム、ハイドロセラピープール、プライベートなリラクゼーションエリアが設けられます。フィットネス施設も併設されます。

250年リースで守られた「生きた記念碑」としてのホテル

アドミラルティ・アーチは王室の儀式や行列でも役割を担い続ける建造物で、ホテルとして開業した後もその機能は変わりません。リューベン・ブラザーズが取得した250年リースのもと、グレードI指定に伴う制約を受けながらの復元・転用となっており、原設計の外観を保ったまま内部をホテルとして再構成する形が取られています。

周辺エリア

ザ・モールの東端、トラファルガー広場に隣接する立地です。バッキンガム宮殿、ナショナル・ギャラリー、ウェストミンスター寺院、ホワイトホールへはいずれも徒歩圏で、ロンドンの政治・文化・王室関連の主要施設を歩いて巡ることができます。

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About the Author

海外在住。旅先で泊まったホテルの数だけ、現地でしか分からない感覚があると思っています。世界各地で相次ぐ新しいホテルの開業を、実際にその街を歩いたことのある視点から追いかけています。

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