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【2026年3月開業】コリンシア ローマ(Corinthia Rome)/イタリア・ローマ

マルタ発のラグジュアリーホテルブランド「コリンシア ホテルズ」が、2026年3月にイタリア初進出を果たしました。舞台はローマの国会議事堂広場(ピアッツァ・デル・パルラメント)に面する旧イタリア銀行本部ビル。1913年から1921年にかけて建てられた新古典主義の宮殿建築を修復した延床約9,700㎡・全60室のホテルで、ミラノを代表するシェフ カルロ・クラッコのローマ初出店と、旧金庫室を転用したスパが大きな話題となっています。

コリンシア ローマのファサード
ピアッツァ・デル・パルラメントに面するファサード(画像:Corinthia Hotels)
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コリンシア ホテルズとは

コリンシア ホテルズはマルタで創業したラグジュアリーホテルグループです。グランドホテルの格調とブティックホテルの個性を掛け合わせた「グランド ブティック」というコンセプトを掲げ、ロンドン、ニューヨーク、ブリュッセル、ブカレスト、リスボン、ブダペストなどにポートフォリオを広げてきました。ローマはその最新の一軒で、グループのマネージング・ディレクターであるサイモン・ナウディは「60年の歴史を持つ当社にとってまたひとつの節目」とコメントしています。

ホテルの見どころ

建物はピオ・ピアチェンティーニとマルチェッロ・ピアチェンティーニの設計により1913年から1921年にかけて建設され、20世紀を通じてイタリア銀行の拠点として使われてきました。今回の再生は単なる改装ではなく、建築的・文化的な遺産の復元として進められています。デザインスタジオGAの指揮のもと、後年に加えられた要素を取り除いて本来のプロポーションを取り戻し、歴史的・文献的な調査に基づいてモザイク、スタッコ、コーニス、天井画、大理石のディテールが再び姿を現しました。

コリンシア ローマのロビー
修復された意匠が残る館内(画像:Corinthia Hotels)

この再生を象徴するのが、パラッツォ・モンテチトーリオを見下ろす旧評議員室を転用した「テオドリ・ヘリテージ・スイート」です。ジュリオ・バルジェッリーニによる1920年代のフレスコ画と、グリエルモ・ヤンニが手がけたイタリア通貨の歴史を寓意的に描く天井画がそのまま残されています。60室の客室(うちスイート21室)は高い天井と大きな窓を備え、デュプレックスのカンポ・マルツィオ・スイート、屋上テラス付きのキージ・スイート、そしてドムス・アウレアに着想を得たアウレア・ペントハウスなど、部屋ごとに異なるローマ像が描かれています。

食の全体を監修するのは、ローマ初出店となるカルロ・クラッコです。中庭に面した「ヴィリデ(Viride)」では季節の食材と対話する現代イタリア料理を、「ピアッツェッタ(Piazzetta)」ではローマらしい開放的なもてなしを、そして温かみのある夜の色彩に包まれた「オクラ・バー(Ocra Bar)」ではアペリティーヴォと夜の時間を提供します。地下のスパは旧金庫室を舞台にしたもので、水と鉱石、やわらかな光で構成され、トスカーナのSeed to Skinとロンドンの111Skinと組んだトリートメントメニューが用意されています。

周辺エリア

ホテルが位置するカンポ・マルツィオ地区は、ローマ歴史地区の中枢にあたります。パンテオン、フォロ・ロマーノ、スペイン広場がいずれも至近で、周辺には職人工房や独立系ブティック、ギャラリーが点在する落ち着いた街並みが広がります。国会議事堂であるパラッツォ・モンテチトーリオにも隣接しており、政治と文化、芸術が交差する場所です。

アクセス

所在地:Piazza del Parlamento 18, 00186 Roma, Italia

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About the Author

海外在住。旅先で泊まったホテルの数だけ、現地でしか分からない感覚があると思っています。世界各地で相次ぐ新しいホテルの開業を、実際にその街を歩いたことのある視点から追いかけています。

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