ハイアット ホテルズ コーポレーションのライフスタイルブランド「ハイアット セントリック」が、2026年10月3日に北海道・札幌の中心部に「ハイアット セントリック 札幌」を開業しました。NTTアーバン デベロップメント(NTT都市開発)が開発した地上26階建て複合施設「アーバンネット 札幌 リンク タワー」の1階と17〜26階に入居する全216室のこのホテルは、ハイアットとして札幌初・道内2軒目(パーク ハイアット ニセコに次ぐ)の物件で、旧HBC(北海道放送)跡地という希少な立地に誕生しました。

注目ポイント3選
① 旧HBC跡地のタワー上層に入り、赤レンガ庁舎まで徒歩約2分です
ホテルは旧北海道放送(HBC)放送センターの跡地に建つ地上26階建ての複合施設「アーバンネット 札幌 リンク タワー」の1階と17〜26階に入居しています。北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)まで徒歩約2分、大通公園まで徒歩約5分の位置にあり、地下通路で地下鉄大通駅に直結しています。全216室(スイート9室含む)で、ハイアットとしては札幌初、道内ではパーク ハイアット ニセコに次ぐ2軒目の物件です。
② 鉄骨を解体して建て直し、当初の予定から2年以上遅れて開業しました
本プロジェクトはNTT都市開発が発注し、大成建設が施工しました。2023年3月、大成建設は鉄骨接合部のボルトサイズの偽装や、床・天井のコンクリート厚の基準未達を公表し、15階まで建設済みだった鉄骨をすべて解体して建て直す対応をとりました。当初2024年春の予定だった開業は2年以上延び、建物の完成を経て2026年10月3日の開業となりました。大成建設は関連損失として約240億円を計上しています。
③ 17階と1階の2つの料飲施設が、開業日から営業しています
ハイアットとNTT都市開発は2026年9月25日、開業日から営業する料飲施設2店を発表しました。17階に「Matsu Grill & Bar(マツ グリル&バー)」、1階に「Mr. Fish by Hyatt Centric Sapporo」が入ります。業態の詳細は発表時点では明らかにされていません。インテリアデザインはBOND DESIGN STUDIOが担当しました。ハイアットは2029年開業予定のパーク ハイアット 札幌も発表しており、ハイアット セントリックとあわせた二段階の展開で札幌に出店していく計画です。
旧HBC跡地、赤レンガ庁舎隣接という立地
ホテルは旧北海道放送(HBC)放送センターの跡地に建つアーバンネット 札幌 リンク タワー内に位置します。北海道開拓の象徴として知られる「北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)」まで徒歩1〜2分、大通公園まで徒歩約5分という札幌でも最も歴史的・文化的な景観地のアドレスです。地下通路でJR地下鉄大通駅に直結しており、JR札幌駅まで徒歩約10分のアクセス性も優れています。



建設不備からの建て直しを経て2026年10月3日に開業
本プロジェクトはNTT都市開発が発注し大成建設が施工しましたが、2023年3月に大成建設が鉄骨接合部のボルトサイズ偽装(設計値より最大21mm小さい)・床・天井コンクリート厚の基準未達(245箇所、平均6mm薄い)という深刻な建設不備を発覚・公表しました。15階まで建設済みだった鉄骨を全て解体して建て直す異例の対応が実施され、当初2024年春予定だった開業は2年以上延期されました。建物本体(アーバンネット 札幌 リンク タワー)の完成を経て、ホテルは2026年10月3日に開業しました。大成建設は関連損失として約240億円を計上しています。


開業当日から営業する2つの料飲施設
ハイアットおよびNTT都市開発は2026年9月25日、開業日である2026年10月3日から営業する料飲施設2店を発表しました。17階には「Matsu Grill & Bar(マツ グリル&バー)」、1階には「Mr. Fish by Hyatt Centric Sapporo(ミスター フィッシュ バイ ハイアット セントリック 札幌)」が入居し、開業当日から営業しています。業態の詳細は発表時点では明らかにされていません。
パーク ハイアット 札幌への布石となる二段階展開
ハイアットは2024年8月にパーク ハイアット 札幌(2029年開業予定)を発表しており、ライフスタイル層向けのハイアット セントリックと最上級ラグジュアリーのパーク ハイアットという二段階の展開で札幌市場を攻略していきます。また2026年にはハイアット初の日本独自旅館ブランド「アトナ(Atona)」の第1号物件が開業予定で、国内観光客と国際富裕層の双方を照準とした日本最大規模のハイアット展開が進んでいます。
周辺エリア
大通公園は東西に約1.5km伸びる札幌の中心緑地で、冬はさっぽろ雪まつり・夏はビアガーデン・秋はオータムフェストの会場として通年賑わいます。周辺にはテレビ塔・丸井今井(百貨店)・さっぽろ地下街(オーロラタウン・ポールタウン)などが集まり、すすきの・二条市場・狸小路商店街へのアクセスも良好です。ホテルから羽田へは国内線で約1時間30分、ニセコ(新千歳空港)へは電車で約1時間です。
アクセス
所在地:北1条西5丁目1-4、中央区、札幌市、北海道(アーバンネット 札幌 リンク タワー17〜26階)
- JR札幌駅から徒歩約10分
- 地下鉄大通駅から地下通路で直結
- 新千歳空港から快速エアポートで約35分(大通駅まで)
- 北海道庁旧本庁舎(赤レンガ庁舎)まで徒歩約2分
- 大通公園まで徒歩約5分
施設概要
| 正式名称 | Hyatt Centric Sapporo(ハイアット セントリック 札幌) |
|---|---|
| ブランド | Hyatt Centric(ハイアット ホテルズ コーポレーション) |
| 所在地 | 北1条西5丁目1-4、中央区、札幌市、北海道(アーバンネット 札幌 リンク タワー内) |
| 開発事業者 | NTT都市開発(NTT Urban Development)/ NTT都市開発ホテルマネジメント(運営) |
| 施工会社 | 大成建設 |
| インテリアデザイン | BOND DESIGN STUDIO(岩田亮一代表) |
| 入居階 | 1階一部+17〜26階(地上26階建て複合施設内) |
| 客室数 | 216室(スイート9室含む) |
| ダイニング | 17階「Matsu Grill & Bar」、1階「Mr. Fish by Hyatt Centric Sapporo」 |
| その他施設 | フィットネスセンター、多目的スペース(バンケット・ミーティング) |
| ロイヤリティ | ワールド オブ ハイアット参加 |
| 備考 | 建設不備(大成建設)による2年超の遅延を経て開業。大成建設は関連損失約240億円を計上 |
| 開業日 | 2026年10月3日(開業済み) |

北海道では外資系ブランドの進出が相次いでいます。ニセコ比羅夫地区では、IHG傘下のシックスセンシズ ニセコが全76室のウェルネスリゾートとして2027年末〜2028年初頭の開業を目指して建設中です。札幌中心部では、大通西4丁目の再開発地に国内4軒目となるパーク ハイアット 札幌が計画されており、客室数157室、隈研吾建築都市設計事務所がデザイン監修を担当し2029年開業を予定しています。
出所
- NTT都市開発 「Hyatt Centric Sapporo Appoints General Manager; Hyatt to Open in Sapporo in Autumn 2026」(2026年5月)
- Hyatt Centric Sapporo 公式サイト(Fall 2026開業と表記)
- HotelBank 「Hyatt Centric Sapporo Opens: Foreign Brands Reshape Hokkaido ADR」(2026年5月)※同記事は開業を「2026年6月」と記載しているが、NTT都市開発公式発表(秋開業)を優先採用
- PR TIMES ハイアット公式リリース「ハイアット セントリック 札幌」開業当日からの料飲施設発表(2026年9月25日)