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【開業済み】COMO コルデイヤン・バージュ/仏ボルドー

COMOホテルズ&リゾーツは2026年5月21日、フランス・ボルドー地方メドックのポイヤックに「COMO コルデイヤン・バージュ(COMO Cordeillan-Bages)」を開業しました。19世紀の館を改修した全28室のシャトーホテルで、シャトー・ランシュ・バージュを所有するカズ(Cazes)家との協業により実現。COMOにとってボルドー初進出であり、フランスでは3軒目の施設となります。3つ星シェフのファビアン・フェレ氏が料理を統括し、3月から11月までのシーズン営業で運営されています。

COMO コルデイヤン・バージュ 外観 @COMO Hotels and Resorts

舞台となるのは、ボルドー左岸を代表するランドマークとして知られてきた19世紀の館です。17世紀にさかのぼる小塔(タレット)を特徴とするこの建物は、かつて静かなワイン用地だったものをカズ家が1986年によみがえらせ、シャトー・コルデイヤン・バージュとして地域のワインツーリズムを先導してきました。シャトー・ランシュ・バージュCEOのジャン=シャルル・カズ氏は「35年前に開業したコルデイヤン・バージュは、この地域のワインツーリズムの先駆的ホテルのひとつでした。今回の協業は、メドックとコルデイヤン・バージュに対する私たちの長年のコミットメントの自然な延長であり、この場所に新たな勢いを与えるものです」とコメントしています。ともに家族経営という出自を持つCOMOとカズ家が、職人性・慎み深さ・持続する品質という価値観を共有して手を組んだかたちです。

改修のデザインを手がけたのは、ブルゴーニュのCOMO ル・モンラッシェも担当したイタリア人デザイナー、パオラ・ナヴォーネ氏です。グレー、ホワイト、メタリックブルーを抑制的に配したパレットに、質感のあるテキスタイル、カスタム家具、石灰仕上げの壁が温かみを添えます。客室は2つのシグネチャー「COMOスイート」を含む28室で、クラシックルーム(29平方メートル)からCOMOスイート(74〜82平方メートル、2ベッドルーム)まで、いずれも中庭やプライベートテラスに面する構成。ウェルネス面ではCOMOシャンバラの思想が導入され、25メートルの屋外温水プール、ジム、サウナ、客室内アメニティが用意されています。

ガストロノミーはこのホテルの核です。料理の総合ディレクションを担うのは、2024年にプロヴァンスのラ・ターブル・デュ・カステレでゼロから一気にミシュラン3つ星を獲得し、フランス史上最年少の3つ星シェフとなったファビアン・フェレ氏。シグネチャーレストラン「ル・コルデイヤン(Le Cordeillan)」では、フェレ氏が南西フランス出身のマチュー・マルタン氏をエグゼクティブシェフに指名し、大西洋の魚介と野菜を軸に、3・4・6皿のコース(昼・夜)とアラカルトを提供します。メニューは2〜3か月ごとに更新され、アスパラガス・貝類・ラベージを合わせた大西洋産ターボットや、カブ・ソレル・ラディッシュを添えたジラルドー産オイスターがシグネチャーとして挙げられています。ワインセラーには1,600種類を超えるリファレンスがそろい、シャトー・ランシュ・バージュをはじめとするボルドーの偉大なアペラシオンに加え、1961年のシャトー・ラフィット・ロートシルトや2000年のモンラッシェ グラン・クリュといった稀少なボトルも収蔵されています。

体験プログラムもメドックの土地に根ざしています。シャトー・ランシュ・バージュとのパートナーシップにより、宿泊客は毎日のグループ・テイスティングに無料で参加でき、有料でプライベート訪問も手配可能。さらにVINIVと組んだ「ビカム・ア・ワインメーカー」では、カズ家のテクニカルディレクターの指導のもとボルドー各地の区画のブドウから自分のブレンドを仕込み、バージュの樽で熟成させ、ラベルをデザインしてボトルを受け取るところまで体験できます。COMOホールディングスCEOのオリヴィエ・ジョリヴェ氏は、この開業について「フランスでもっとも人気の高いシェフのひとりと協業し、シャトー・ランシュ・バージュへの特別なアクセスを提供する機会」であり、同ホテルを「料理の卓越性と土地に根ざしたベンチマークとなるアドレス」として位置づけると述べています。

ブドウ畑に囲まれた敷地とジロンド河口方面の眺め @COMO Hotels and Resorts
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周辺環境

ホテルはボルドーのなかでも屈指の格付けアペラシオンが集まるメドック中心部、ポイヤックに位置し、なだらかに広がるブドウ畑と歴史あるシャトーに囲まれています。敷地内にも2ヘクタールのブドウ畑があり、建物は「ルート・デ・シャトー(シャトー街道)」沿い。徒歩6分の距離には、美しく再生された村バージュがあり、職人の店やビストロが集まっています。周辺にはボルドーの5大シャトー(プルミエ・クリュ・クラッセ)のうち3つ、シャトー・ラフィット・ロートシルト、シャトー・ラトゥール、シャトー・ムートン・ロートシルトが控えます。さらに視野を広げれば、松林を抜けた先、約30キロメートルに大西洋岸の砂浜が広がります。

アクセス

公式サイトに記載された所在地は以下のとおりです。最寄り空港や駅からの所要時間は公式資料に記載がなく、不明です。

Route des Châteaux, 33250 Pauillac, France(電話:+33 (0)5 56 59 24 24)

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About the Author

建築やデザインが好きで、新しいホテルについて日々勉強中です。名の知れた建築家や設計事務所が手がけた物件を見つけると、つい深追いしてしまいます。国内・海外を問わず、空間そのものに物語があるホテルを紹介しています。

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