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【開業済み】キンプトン トレス リオス オールインクルーシブ リゾート(Kimpton Tres Ríos, All-Inclusive Resort)/メキシコ・リビエラマヤ プラヤデルカルメン

IHGホテルズ&リゾーツのライフスタイルブランド「キンプトン(Kimpton Hotels & Restaurants)」が、ブランド初のオールインクルーシブリゾート「キンプトン トレス リオス(Kimpton Tres Ríos, All-Inclusive Resort)」を2026年9月22日に開業しました。所在地はメキシコ・キンタナロー州プラヤデルカルメン、カンクン〜トゥルム間のリビエラ・マヤ沿岸です。運営は米ホテル・エクイティーズ(Hotel Equities)、客室数は355室。敷地は3本の淡水河川と10か所のセノーテを抱える約340エーカー(約138ヘクタール)の自然保護区で、前身は同じ敷地で営業していた「アシエンダ トレス リオス リゾート スパ&ネイチャーパーク(Hacienda Tres Ríos)」です。

キンプトン トレス リオス オールインクルーシブ リゾートの外観(出所:IHG公式)
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注目ポイント3選

① キンプトン初のオールインクルーシブリゾートとして2026年9月22日に開業しました

キンプトン トレス リオスは、IHGホテルズ&リゾーツのライフスタイルブランド、キンプトンとして初めてのオールインクルーシブリゾートで、2026年9月22日に開業しました。前身は同じ敷地で営業していた「アシエンダ トレス リオス リゾート スパ&ネイチャーパーク」で、所有するサンセット・ワールド・グループが改装を経て新ブランドに転換しました。改装では家具だけでなく、厨房設備、電気設備、空調配管、給排水設備まで全面的に入れ替えたと説明されています。運営はホテル・エクイティーズで、客室数は355室です。

② 3本の川と10か所のセノーテがある約340エーカーの自然保護区に建っています

施設名の「トレス リオス」はスペイン語で「3つの川」を意味し、敷地を流れる3本の淡水河川に由来します。敷地は約340エーカー(約138ヘクタール)の自然保護区で、10か所のセノーテ、マングローブ林、ジャングル生態系、在来植物の育苗施設、エコロジカルトレイルがあります。2024年のリリースによれば、90種を超える動物と120種を超える植物の生息域になっています。宿泊者はカヤック、シュノーケリング、ガイド付きのネイチャーハイクなどで敷地の自然に触れることができ、カリブ海に面したビーチもあります。

③ レストラン7軒とバー5軒は2027年初頭にかけて順次オープンします

飲食施設はレストラン7軒とバー・ラウンジ5軒の構成です。開業と同時に営業を始めたのは、礼拝堂を転用した建物に入るイタリアンのBacettoと、アジアンフュージョンのKotoriで、残りは2026年秋以降に順次デビューします。地中海料理のElaiaとアダルトオンリーのルーフトップバーNebbiaは2027年初頭の開業予定です。オールインクルーシブには食事、飲料、Wi-Fi、非動力式ウォータースポーツ、フィットネス、エンターテインメントが含まれ、体重制限や追加料金なしのペット同伴といったキンプトン共通のサービスも受けられます。

キンプトン初のオールインクルーシブ、2026年9月22日開業

運営会社のホテル・エクイティーズが2026年9月22日付で公表したリリースによると、同日開業したキンプトン トレス リオスはキンプトンブランドとして初のオールインクルーシブリゾートです。IHGは2024年の公式ニュースリリースでも同施設を「キンプトン初のオールインクルーシブ・ビーチフロントリゾート」と説明しており、ブランド初という位置づけは一次情報で確認できます。IHG公式の物件ページは現在「Now Open」と表示されています。

所有側はメキシコ・カンクンを拠点とする家族経営企業のサンセット・ワールド・グループ(Sunset World Group/Grupo Sunset)です。同グループは公式サイトで、自社が運営してきた「アシエンダ トレス リオス リゾート スパ&ネイチャーパーク」が改装を経てキンプトン トレス リオスへ転換し、9月22日に新ブランドで営業を始めたと説明しています。改装では家具のほか厨房設備、電気設備、空調配管、給排水設備を全面的に入れ替え、安全認証と監視システムも新たに整備したとしています。ホテル・エクイティーズのリリースではダニエル・アロヨ(Daniel Arroyo)氏がオーナーとして紹介されています。

運営体制では、ホテル・エクイティーズの中南米・カリブ地域法人HE CALAのプレジデントであるフアン・コルビノス(Juan Corvinos)氏が地域統括を担い、総支配人にはホルヘ・マルティネス(Jorge Martinez)氏が就任しました。セールス&マーケティングディレクターはマリカルメン・グティエレス(MariCarmen Gutierrez)氏、料理部門ディレクターはガブリエル・コロフォン(Gabriel Kolofon)氏です。なお、この施設は2024年時点ではプラヤ・ホテルズ&リゾーツ(Playa Hotels & Resorts、NASDAQ:PLYA)が運営を担う計画として発表されていましたが、開業時点の運営はホテル・エクイティーズとなっています。

ロビー(出所:IHG公式)

3本の川と10のセノーテ、約340エーカーの自然保護区

「トレス リオス(Tres Ríos)」はスペイン語で「3つの川」を意味し、施設名は敷地内を流れる3本の淡水河川に由来します。ホテル・エクイティーズのリリースは、敷地を約340エーカーの自然保護区(nature preserve)と説明し、3本の淡水河川と10か所のセノーテがあると記載しています。2024年にプラヤ・ホテルズ&リゾーツが公表したリリースでは敷地面積を326エーカーとしており、公表値には幅があります。

同じ2024年のリリースによると、敷地内にはマングローブ林、ジャングル生態系、在来植物の育苗施設(ネイティブプラント・ナーサリー)、エコロジカルトレイルが整備され、90種を超える動物と120種を超える植物の生息域になっています。宿泊者はカヤック、シュノーケリング、サイクリング、ガイド付きのネイチャーハイク、ビーチサイドのヨガといったアクティビティを通じて敷地内の自然を体験できます。カリブ海に面したビーチフロント立地でもあり、非動力式のウォータースポーツはオールインクルーシブに含まれます。

リビエラ・マヤのセノーテ(出所:IHG公式)

客室355室、20を超えるカテゴリー構成

客室は355室です。IHG公式の物件ページは「355スイート」と表記し、カテゴリーとしてEssential Room、Suite、One Bedroom Suite、Two Bedroom Suite、Three Bedroom Suite、Presidential Suiteを掲げています。2024年のプラヤ・ホテルズ&リゾーツのリリースでは「20を超えるカテゴリー」とされ、アダルトオンリーのスイートや、バルコニーからプランジプールへ直接出られるオーシャンビューのスイムアウトスイートが挙げられています。

IHG公式の客室ページは、ベッド構成をEssential RoomとSuiteがキング1台またはクイーン2台、One Bedroom Suiteがキング1台、Two Bedroom Suiteがキング1台とクイーン2台、Three Bedroom Suiteがキング2台とクイーン2台と案内しています。客室からの眺望はオーシャンビューまたはマングローブビューで、一部カテゴリーにはプランジプールと深めの浴槽(ソーカータブ)が付きます。各カテゴリーの面積は公式に記載がなく不明です。チェックインは15時、チェックアウトは12時です。

プライベートバルコニー付きのキングルーム(出所:IHG公式)

レストラン7軒・バー5軒、オールインクルーシブの内容

飲食施設はレストラン7軒とバー・ラウンジ5軒です。IHG公式のダイニングページに掲載されているレストランは、メスカルバーを併設するモダンメキシカンのSabina、礼拝堂を転用した建物に入るイタリアンのBacetto、アジアンフュージョンのKotori、地中海料理のElaia、グリル料理のEl Carnal、コマル(鉄板)を使うメキシカン・ストリートフードのDe La Calle、オーガニックコーヒーとペストリーを供するCafé Casaです。バーはビールとカクテルを揃えるDel Mar、スポーツ観戦向けのLa Campana、アダルトオンリーのルーフトップバーNebbiaなどが挙げられています。

開業時点では全店が稼働しているわけではありません。ホテル・エクイティーズのリリースは、開業と同時に営業を開始したのがBacettoとKotoriで、残るレストランとバーは2026年秋以降に順次デビューし、地中海料理のElaiaとルーフトップバーのNebbiaは2027年初頭の開業予定と説明しています。インルームダイニングは24時間対応です。

オールインクルーシブに含まれるのは、食事、飲料、Wi-Fi、非動力式ウォータースポーツ、フィットネス、エンターテインメントです。加えて、朝のコーヒー・紅茶サービスや夕方のソーシャルアワー、忘れ物を貸し出す「Forgot It, We’ve Got It」、体重制限や追加料金なしで同宿できるペット同伴対応といったキンプトンブランド共通のサービスが提供されます。駐車場は無料、全館禁煙です。キッズプログラムは「Club Aventuras」で、日替わりのアクティビティやスポーツ、クリエイティブプログラムを用意します。所有側のサンセット・ワールド・グループは、このほかミニゴルフとウォータースポーツも施設に含まれると説明しています。

イタリアンレストラン「Bacetto」(出所:IHG公式)

Kej スパ、屋外プール4面、2層構造のフィットネス

スパは「Kej Spa」で、広さは約1万平方フィート(約930平方メートル)です。所有側のサンセット・ワールド・グループは1万800平方フィート超と説明しており、公表値には差があります。施設内容はハイドロセラピーサーキット、マッサージ、ビューティーサービス、サウナ、スチームバス、ヨガ、アクアフィットネスクラスです。ホテル・エクイティーズのリリースは、マヤの伝統に着想したリチュアルとしてテマスカル(temazcal)を挙げ、セノーテをテーマにしたシグネチャートリートメントも用意すると説明しています。

プールは屋外4面で、アダルトオンリーのゾーンと、ウォータースライダーを備えるファミリーゾーンに分かれます。フィットネスセンターは2層構造で、1階にカーディオマシンとウエイト、上階にサイクリングスタジオとヨガ・ストレッチ用スタジオを配置しています。

Kej スパ(出所:IHG公式)
屋外プール(出所:IHG公式)

ウエディングとMICE

ホテル・エクイティーズのリリースは、ウエディングや各種セレブレーションに屋内・屋外の会場を用意し、館内のイベントコーディネーターがカスタマイズしたメニューやグループ用の客室ブロックに対応すると説明しています。IHG公式の物件ページにはバンケット用のボールルームが掲載されています。所有側のサンセット・ワールド・グループは、イベントスペースの総面積を1万5000平方フィート(約1,390平方メートル)とし、4つのミーティングルームに分割できると説明しています。

周辺エリア

立地はカンクンとトゥルムを結ぶ連邦道307号(カレテラ・カンクン=トゥルム)沿い、キンタナロー州ソリダリダー市(プラヤデルカルメン)の北部海岸です。南に向かえばプラヤデルカルメン中心部の5番街(キンタ・アベニーダ)やコスメル島行きフェリーターミナル、北に向かえばプエルト・モレロスやカンクンのホテルゾーンへ抜けられます。周辺には自然公園やテーマパーク、セノーテを巡るアクティビティが集まり、内陸側にはチチェン・イッツァやコバといったマヤ遺跡へのアクセスもあります。

リビエラ・マヤ/カンクン圏では高級ブランドの新規開業が続いています。当サイトではマンダリン オリエンタル カナイ リビエラマヤや、メキシコ国内のアマンヴァリ(Amanvari)、ウォルドーフ・アストリア サン・ミゲル・デ・アジェンデ、Motto by Hilton Guadalajaraを取り上げています。IHG系の開業・計画はIHGラグジュアリーホテル 開業・計画まとめ(2025年以降)にまとめています。

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About the Author

海外在住。旅先で泊まったホテルの数だけ、現地でしか分からない感覚があると思っています。世界各地で相次ぐ新しいホテルの開業を、実際にその街を歩いたことのある視点から追いかけています。

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