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【2028年開業予定】リージェント軽井沢/長野・軽井沢

IHGホテルズ&リゾーツは2025年9月18日、ラグジュアリーブランド「リージェント」を日本で初めてリゾートデスティネーションへ展開すると発表しました。長野県・軽井沢に新築の温泉リトリートとして誕生する「リージェント軽井沢」は、多彩なタイプの客室とヴィラ計58室を備え、2028年の開業を予定しています。設計を手がけるのは、建築家・隈研吾氏です。

「リージェント軽井沢」外観イメージ @IHG・ANA・ホテルズグループジャパン合同会社

リージェントは、IHGが擁するブランドのなかでも最上位に位置づけられながら、現在の展開は世界11軒・計3,168室にとどまります。2024年には上海外灘とバリ・チャングーで開業し、リージェント サンタモニカ ビーチで米国へ復帰。今後数年でジッダ、クアラルンプール、三亜、深圳、リヤドなど9軒が加わる計画で、軒数を絞りながら要所を押さえていく拡大の仕方をしています。日本では2028年に先行して開業予定の「リージェント京都」が1軒目にあたり、軽井沢はそれに続く国内2軒目。そして、ブランドとしては日本で初めての「リゾート」となります。都市型のグランドホテルという出自を持つブランドが、高原の別荘地でどのような形を取るのか——今回の発表でもっとも目を引くのはその一点です。

その答えの輪郭を担うのが隈研吾氏の設計です。公表されたイメージでは、深い庇と細い木製ルーバーをまとった低層棟が、既存の樹木と流れを避けるように分節されながら谷筋に沿って配置されています。垂直方向のボリュームを立ち上げるのではなく、地形と森に建築を沈めていく——隈氏が長く追求してきた手法が、浅間山を望む軽井沢の地形にそのまま重ねられた格好です。IHG側の発表は施設を「豊かな森と温泉、そして浅間山の眺望に包まれた聖域」と表現しており、敷地条件そのものを商品の中核に据える意図がうかがえます。

館内は、渓谷の眺望を望むスペシャリティレストランを核に、複数のダイニングとバーが計画されています。ウェルネスはシグネチャースパと温泉を中心に構成され、フィットネスジムを併設。ミーティングスペースも設けられます。58室という客室数は、同じ2028年開業のリージェント京都と同様、ブランドが日本市場で採る「小規模・高単価」という方針を明確に示す数字といえます。客室とヴィラの内訳、温泉の源泉や浴場形式、レストランの業態、そして開業月については、現時点で公表されていません。

IHGは発表のなかで、軽井沢を訪れるインバウンド旅行者が2019年以降30%増加していることに触れ、この需要に応える施設と位置づけています。同社は軽井沢ですでに「ホテルインディゴ軽井沢」を運営しており、リージェントの投入によって同一エリア内でブランドの階層を明確に分ける構えです。なお、IHGの日本国内展開は10ブランド・55軒、開業予定パイプラインは17軒(いずれも2025年6月30日現在)となっています。

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周辺環境

軽井沢は日本有数の由緒ある高原リゾート地で、一年を通じて訪れることのできるデスティネーションです。IHGの発表では、四季折々の景観を楽しめる滝や豊かな自然、風情ある旧軽井沢の街並みに加え、アクセス至便なスキーリゾート、日本を代表する数々のゴルフコース、洗練されたショッピングやファインダイニングが周辺の魅力として挙げられています。皇室ゆかりのリゾートとしても知られ、富裕層の別荘地としても人気を集める土地柄です。

アクセス

所在地:長野県・軽井沢(詳細住所は未公表)

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About the Author

建築やデザインが好きで、新しいホテルについて日々勉強中です。名の知れた建築家や設計事務所が手がけた物件を見つけると、つい深追いしてしまいます。国内・海外を問わず、空間そのものに物語があるホテルを紹介しています。

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