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【2026年8月3日開業】バンヤンツリー・峨眉山(Banyan Tree Mount Emei)/中国・四川省

バンヤン・グループ(Banyan Group)は2026年8月3日、中国・四川省の峨眉山麓に「バンヤンツリー・峨眉山(Banyan Tree Mount Emei)」を開業しました。ユネスコ世界遺産「峨眉山と楽山大仏」の登録エリア入口にほど近い立地に、全室が専用の露天温泉プールを備える130室のゲストルーム&ヴィラを展開する温泉リゾートで、峨眉山市としては初の外資系ラグジュアリーブランドの進出となります。

バンヤンツリー・峨眉山 空撮
▲バンヤンツリー・峨眉山(Banyan Group 公式ニュースルームより)

設計の下敷きになっているのは、川西(四川省西部)に古くから伝わる中庭型住宅の構成です。低層の建物群を水景と竹林のあいだに分散配置し、回廊と中庭で結ぶことで、山の稜線を遮らない水平方向の広がりをつくっています。造成にあたっては樹齢100年を超えるクスノキ7本を移設せずその場に残し、幹の直径10センチメートルを超える既存樹はすべて保存。園路も地形の起伏に沿わせ、竹が歩廊を貫くかたちで残された箇所もあります。峨眉山という信仰の山の裾野で、風景を「つくる」よりも「引き継ぐ」ことに重心を置いた開発姿勢がうかがえます。

客室は全130室で、マウンテンビュー・ルーム、ガーデンヴィラ、1ベッドルーム/2ベッドルームのレイクサイドヴィラ、そして専用庭と森・渓流に面したテラスを持つ320平方メートルのプレジデンシャルヴィラまで6カテゴリーを用意します。特筆すべきは、カテゴリーを問わず全室に専用の露天温泉プールが設けられている点で、峨眉山麓の温泉資源をそのまま客室単位の体験に落とし込んでいます。

バンヤンツリー・峨眉山 ガーデンヴィラ
▲ガーデンヴィラ(Banyan Group 公式ニュースルームより)

ダイニングは、地元食材と広東料理の技法を組み合わせた中華レストラン「Jiayao(嘉肴)」、四川と国際色を織り交ぜたオールデイダイニング「Mingyue(明月)」、アフタヌーンティーから夜のバータイムまで通しで使えるロビーラウンジの3本立て。加えて湖畔や竹林、湖心の東屋を使ったデスティネーションダイニングも用意されています。ウェルネス面では、5室のカップル用トリートメントルームを備えたバンヤンツリー・スパが中核で、熱帯雨林に着想したハイドロサーマル施設、浮遊浴(フローティング)、スパカフェを併設。竹林と湖を180度見渡す温度調節式プール、ヨガスタジオ、フィットネスセンターが揃います。ファミリー向けには自然体験とアートを軸にしたキッズクラブ「Terra」、地域の工芸を扱う「Banyan Tree Gallery」も設けられました。

滞在中のアクティビティには、峨眉山に伝わる武術(峨眉武術)の体験、藍染め、竹編みといった地域文化のワークショップが組み込まれています。また、中国の建築家・荘子玉(Zhuang Ziyu)が手がけた6室構成の多目的空間「Study Room」を核に、500平方メートルのXiangzhang(香樟)ボールルーム、同じく500平方メートルのフォレスト・プラットフォーム、220平方メートルのホワイエなど、合計1,200平方メートルを超えるイベントスペースを備え、リゾートウェディングや企業のリトリート利用にも対応します。

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周辺環境

峨眉山は1996年にユネスコの複合遺産「峨眉山と楽山大仏」として登録された中国仏教四大名山のひとつで、標高3,077メートルの金頂(きんちょう)を頂点に、報国寺、万年寺などの古刹が山中に点在します。ホテルからは峨眉山風景区の入口までわずか2分。雲海に浮かぶ金頂の日の出や、清音閣周辺に生息するアカゲザルの群れは、この山を代表する光景として知られています。

同じ世界遺産登録エリアに含まれる楽山大仏へは車でおよそ40分。8世紀に岷江・青衣江・大渡河の合流点の岩壁を彫り抜いてつくられた高さ71メートルの弥勒仏坐像で、峨眉山とあわせて巡る行程が一般的です。峨眉山市街地には温泉施設も点在し、四川省の内陸山岳観光と温泉保養が重なるエリアとなっています。省都・成都までは高速鉄道で約1時間半、パンダ繁育研究基地などを組み合わせた周遊も現実的な距離感です。

アクセス

中国四川省峨眉山市黄湾鎮景区路一段55号
(No. 55, Section 1, Jingqu Road, Huangwan Town, Emeishan City, Sichuan Province, China)

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About the Author

海外在住。旅先で泊まったホテルの数だけ、現地でしか分からない感覚があると思っています。世界各地で相次ぐ新しいホテルの開業を、実際にその街を歩いたことのある視点から追いかけています。

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