星野リゾートは2026年6月30日、神奈川県・箱根の強羅温泉に新たな宿泊施設を2028年に開業すると発表しました。同社にとって箱根強羅エリアで初となる「新築分譲ホテルコンドミニアム」の形態を採用し、客室はわずか全23室。プライベートな滞在に特化した、これまでの箱根展開とは一線を画す新プロジェクトです。所在地は神奈川県足柄下郡箱根町木賀1308-11。2025年11月25日にすでに着工しており、2027年冬の竣工、2028年の開業を予定しています。
星野リゾートはこれまで箱根で「界 箱根」「界 仙石原」を展開し、それぞれの地域の魅力を活かした滞在を提案してきました。今回の強羅の新施設は、既存の温泉旅館ブランドとは異なる「分譲」という切り口を持ち込む点が大きな特徴で、箱根における同社の展開に新たな厚みを加えるものといえそうです。なお、本施設が「星のや」「界」「リゾナーレ」などのどのブランドに属するかは、現時点では明らかにされていません。




星野リゾート 箱根・強羅温泉の注目ポイント3選
1. 箱根強羅エリア初の「新築分譲ホテルコンドミニアム」
最大の注目点は、星野リゾートとして箱根強羅エリアで初めて採用される「新築分譲ホテルコンドミニアム」という形態です。ホテルコンドミニアムとは、客室を区分所有の形で販売し、所有者が自ら利用できるほか、使わない期間はホテルとして運用する仕組み。宿泊施設としてのサービスと、別荘・投資用不動産としての性格をあわせ持ち、多様化する現代の滞在ニーズに応える新たな選択肢として位置づけられています。
2. わずか全23室、プライベートに特化した高台の隠れ家
建物は地下1階・地上4階の構造で、客室数は全23室のみ。数を絞り込むことで、プライベート性を重視した籠る贅沢を叶える寛ぎの空間が計画されています。喧噪から離れた「箱根の奥座敷」とも称される強羅で、静かに過ごしたい大人の滞在にふさわしいスケール感です。
3. 外輪山を望む借景と、都心から約70分の好アクセス
立地は、箱根山の神山と早雲山の裾野に位置する強羅エリア。森と沢を抱え込む高台の最前席にあたり、外輪山へと視線が抜ける傾斜地に建設が進められています。美しい山並みを借景とした眺望を備えながら、都心から車で約70分という距離感も魅力。思い立ったらすぐに訪れられる立地で、訪れる喜びと籠る贅沢が共存します。
数寄者に愛された高級別荘地・強羅の周辺環境
強羅は明治の頃から温泉付きの高級別荘地として開発が進められ、数寄者や粋人と呼ばれた人々に深く愛されてきた歴史を持ちます。大正8年(1919年)の箱根登山鉄道の開通によって発展し、政財界や文人の別荘地として栄えた、文化の香るエリアです。地下には潜在カルデラがあるとされ、大地のエネルギーを感じられる温泉地としても知られています。
周辺には、箱根を代表するアート・自然スポットが点在します。約7万㎡の広大な庭園に約120点の彫刻を常設展示する「彫刻の森美術館」、大正3年(1914年)開園の日本初のフランス式整型庭園「箱根強羅公園」、名勝庭園「神仙郷」で知られる「箱根美術館」など、徒歩やケーブルカー圏内で文化に触れられます。さらに強羅駅からケーブルカーとロープウェイを乗り継げば、噴煙と硫黄の香り漂う「大涌谷」へ。名物「黒たまご」も味わえます。毎年8月16日には強羅温泉最大の行事「強羅大文字焼」も催され、季節の風物詩として親しまれています。
星野リゾート 箱根・強羅温泉へのアクセス
所在地:神奈川県足柄下郡箱根町木賀1308-11(宮ノ下・木賀寄りの強羅エリア)
- 電車:小田原駅から箱根登山鉄道で箱根湯本駅へ。箱根湯本駅から強羅方面へアクセス(強羅駅は箱根登山電車とケーブルカーの乗り換え駅)。
- 車:東名高速道路・厚木ICから小田原厚木道路・西湘バイパス経由で箱根口ICへ。国道1号線を宮ノ下方面へ。または東名・御殿場ICから国道138号線経由で宮ノ下方面へ。
※最寄り駅・バス停など詳細なアクセス情報は、開業時期に合わせて公表される見込みです。
施設概要
| 所在地 | 神奈川県足柄下郡箱根町木賀1308-11 |
| 形態 | 新築分譲ホテルコンドミニアム(箱根強羅エリア初) |
| 客室数 | 全23室 |
| 階数 | 地下1階・地上4階 |
| 着工 | 2025年11月25日 |
| 竣工 | 2027年冬(予定) |
| 開業 | 2028年(予定) |
| ブランド | 未公表 |
| 宿泊料金 | 未定 |
※本記事は2026年6月30日発表の星野リゾート公式プレスリリースおよび各報道をもとに構成しています。掲載内容は発表時点の情報であり、今後変更となる可能性があります。