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【2026年後半開業予定】ノマド ヒルトン シンガポール(NoMad Hilton Singapore)/シンガポール・オーチャードロード

表記について:Hilton公式リリース本文では「ノマド ヒルトン シンガポール(NoMad Hilton Singapore)」と表記されていますが、hilton.comの物件ページおよび同リリースの見出しでは「ノマド シンガポール(NoMad Singapore)」と表記されています。公式資料内でも表記が統一されていないため、本記事ではどちらか一方が誤りと断定せず、両方の表記を併記します。

ヒルトンが展開するラグジュアリーライフスタイルブランド「ノマド ホテルズ(NoMad Hotels)」が、アジア太平洋地域に初進出します。シンガポールのUOLグループとの共同開発で、オーチャードロードに全173室(うちスイート25室、ホテル部分は12フロアに展開)の「ノマド シンガポール」が2026年後半の開業を目指しています。予約受付は2026年9月16日に開始されました。ヒルトンの2026年第4四半期開業一覧(2026年9月25日)では12月開業に分類されており(173室)、開業日の記載はありません。14層分の滝と緑化された垂直ファサードによるバイオフィリックデザイン、館内1,860点超のアート作品(うち約90%がシンガポール在住アーティストの作品)を随所に配した、ニューヨーク発ブランドの「地元の美意識」をシンガポールで体現する物件です。

© 2026 Hilton
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ノマド ホテルズとは

ノマド ホテルズはアンドリュー・ゾブラーが創業したザ・シデル・グループが生み出したラグジュアリーライフスタイルブランドで、2024年にヒルトンが過半数株を取得しました。「ストーリーに満ちた我が家のようなホテル」という哲学のもと、グランドでありながら親密、洗練されながら遊び心ある独自の世界観を構築しています。2021年にロンドン(コヴェント・ガーデン・ボウ・ストリート裁判所跡)に旗艦欧州物件を開業し、シンガポールがアジア太平洋第1号となります。

建築設計はシンガポールを代表する建築事務所WOHAが担当します。旧フェイバーハウスの跡地、オーチャードロードのケアンヒル(Cairnhill)交差点に建つ19階建ての新棟は、14層分の滝と植物に覆われた「崖」を思わせるファサードが特徴的なバイオフィリックデザインを採用。客室のインテリアデザインは米ロサンゼルスのKevin Klein Designが手掛けます。3階の「アーバンベランダ」はアート&デザインプログラムの公共スペースとして地域に開放される計画です(既報)。レセプション階にはテラスとプールが設けられる予定で、既報では5階のホテルロビー・スカイテラス・インフィニティプールとして紹介されていました。

客室は「アトリエ(Atelier)」71室(32㎡)、「パーラー・スイート(Parlour Suites)」(42㎡)、「ノマド・スイート(NoMad Suites)」(43㎡)の3タイプで構成されます。

© 2026 Hilton

グローバル・ヘッド・オブ・バーズ・アンド・ホスピタリティ・デベロップメント(シデル)のレオ・ロビチェック(ジェームズ・ビアード賞「Outstanding Bar Program」受賞、World’s 50 Best Bars選出歴あり)が率いるドリンクプログラムのもと、4つの個性的なダイニング&バーコンセプトが展開されます。「ノマド グリル」は建物最上部に位置するニューヨーク式チョップハウスのファインダイニングです。「スティッキー フィンガーズ」は昼はグルメソフトクリームのサンデー、夜はカクテルバーへと姿を変える新業態。「ザ・トロピカーナ クラブ」はシンガポールとハバナ、両都市の伝説的キャバレー文化にオマージュを捧げるカクテルバーで、ライブ音楽やDJセットも予定されています。レセプション階の屋外テラスに設けられる「ル バー」はヘロン(サギ)をモチーフにしたアートで彩られた、アペリティーボを楽しむ静かなラウンジです(既報ではプールサイドラウンジと紹介されていました)。なお、グローバル料理ディレクターにはジョシュ・ハーンデン、ノマド シンガポールの総支配人にはベルナルド・デ・ラ・ガルザの就任も発表されています(既報)。

館内には1,860点を超えるアート作品が展示され、そのうち約90%はシンガポール在住アーティストの作品です。UOLグループの文化エンゲージメントへのコミットメントの一環として、障害のあるアーティストに作品を委託する団体ART:DISとのパートナーシップも実施されており、特別なニーズを持つシンガポール人アーティストの作品が客室に展示されます。ノマドの「地元のアートを客室に」という哲学とシンガポールの包摂的社会の価値観が美しく交わった、このホテルならではのキュレーションです。

ノマド シンガポールの開業は、ヒルトンのアジア太平洋戦略のなかにも位置づけられています。同社はアジア太平洋地域でラグジュアリー・ライフスタイルホテルを250拠点以上へ拡大する方針を掲げており、ウォルドーフ・アストリアをクアラルンプール・シドニー・上海・東京・ハノイなどへ、コンラッドを名古屋・成都・西安などへ展開する計画を進めています。ノマド ホテルズについても、シンガポールを皮切りにアジアの複数都市へ順次展開する方針をヒルトンのアラン・ワッツ氏が示しており、ブランド全体としては長期的に世界100拠点を目標に掲げています。

ブランド創設者でザ・シデル・グループCEOのアンドリュー・ゾブラー氏は、開業地にシンガポールを選んだ理由について「アジアのゲートウェイシティのひとつであり、ヒルトンのアジア太平洋本部が置かれているという利点もあり、出発点として最適だった」と説明しています。開発を担うUOLグループにとっても本件は単独の計画ではなく、高級住宅「アッパーハウス アット オーチャード ブールバード」、同グループ運営の「パン パシフィック オーチャード」と合わせた、オーチャードエリア再開発ビジョンを担う三位一体のプロジェクトの一角に位置づけられています。なお、これまでのノマド ホテルズはニューヨーク・ロサンゼルス・ロンドンなど歴史的建築の再生を手がけてきており、シンガポール館はブランドとして初めての新築物件となります。

注目ポイント3選

① WOHAの設計で、14層分の滝が流れる緑化ファサードの新築棟になる予定です

建築設計はシンガポールの建築事務所WOHAが担当します。オーチャードロードのケアンヒル(Cairnhill)交差点、旧フェイバーハウスの跡地に建つ19階建ての新棟で、14層分の滝と植物に覆われた「崖」を思わせるファサードが計画されています。これまでのノマド ホテルズはニューヨークやロンドンなどで歴史的建築を再生してきており、シンガポール館はブランド初の新築物件です。開業は2026年後半の予定で、予約受付は2026年9月16日に始まりました。

② 館内に1,860点超のアートを置き、約90%がシンガポール在住作家の作品です

館内には1,860点を超えるアート作品が展示される予定で、そのうち約90%はシンガポール在住アーティストの作品です。開発を担うUOLグループは、障害のあるアーティストに作品を委託する団体ART:DISとパートナーシップを組み、特別なニーズを持つシンガポール人アーティストの作品を客室に飾ります。3階の「アーバンベランダ」は、アート&デザインプログラムの公共スペースとして地域に開放される計画と報じられています。

③ 建物最上部のチョップハウスなど、4つのダイニングとバーが入る予定です

レオ・ロビチェック氏が率いるドリンクプログラムのもと、4つのダイニング&バーが展開される予定です。建物最上部の「ノマド グリル」はニューヨーク式のチョップハウス、「スティッキー フィンガーズ」は昼はソフトクリームのサンデー、夜はカクテルバーになる業態です。「ザ・トロピカーナ クラブ」はシンガポールとハバナのキャバレー文化に着想したバーで、レセプション階の屋外テラスには「ル バー」が設けられます。客室は全173室(うちスイート25室)と発表されています。

周辺エリア

オーチャードロードはシンガポール最大のショッピング・エンターテインメントストリートで、ION Orchard・パラゴン・タカシマヤなど世界的なデパートとラグジュアリーブランドが集積しています。アラブストリート・ブギス・チャイナタウンなどシンガポールの多様な文化エリアへもMRTで簡単にアクセスでき、マリーナベイ・サンズ・ガーデンズ・バイ・ザ・ベイへも15分圏内です。

アクセス

所在地:旧Faber House跡地, Orchard Road, Singapore(ケアンヒル/Cairnhill交差点、Orchard Boulevard隣接)

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About the Author

海外在住。旅先で泊まったホテルの数だけ、現地でしか分からない感覚があると思っています。世界各地で相次ぐ新しいホテルの開業を、実際にその街を歩いたことのある視点から追いかけています。

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