ロッコ・フォルテ ホテルズが、イタリア・シチリア島南東部のユネスコ世界遺産都市「ノート」に、シチリア3軒目となる物件「パラッツォ・カステッルッチョ」を2026年に開業します。1782年に建てられたヴァル・ディ・ノート屈指の貴族邸宅を修復し、約50,000平方フィート(約4,600㎡)の建物を全31室のレジデンス型ホテルへと生まれ変わらせるプロジェクトです。

ロッコ・フォルテ ホテルズとは
ロッコ・フォルテ ホテルズは、サー・ロッコ・フォルテと妹のオルガ・ポリッツィによって設立されたラグジュアリーホテルグループです。ローマ、フィレンツェ、ミラノ、エディンバラ、ロンドン、ミュンヘンといった欧州の主要都市に加え、シチリアやプーリアなど南イタリアのリゾートにも展開しています。シチリアではすでにパレルモのヴィラ・イジエア、シャッカのヴェルドゥーラ リゾートを運営しており、ノートは3軒目にあたります。
ホテルの見どころ
舞台となるパラッツォ・カステッルッチョは、1693年の大地震で壊滅したノートが再建される流れのなかで、約100年後の1782年にカステッルッチョ侯爵が建造した邸宅です。地元産の石灰岩で築かれたファサードは、陽射しを受けると蜂蜜色に輝きます。ノートの街並みを支配するバロック様式ではなくネオクラシカル様式で建てられている点も、この建物ならではの個性です。

内部には、シャンデリアの光を受けて輝く青絹の壁、精緻な天井画、トロンプルイユの壁面、そしてカルタジローネ産のオリジナル陶器床が保存されています。2018年から一般公開されてきた建物で、客室にはオークションで集められたアンティークや上質なファブリックが用いられる予定です。屋外にはヤシとブーゲンビリアに縁取られた庭園が広がります。
インテリアデザインは、ロッコ・フォルテのデザインディレクターであるオルガ・ポリッツィが、ロンドンを拠点とするパオロ・モスキーノとフィリップ・ヴェルヘイレンと組んで手がけます。ポリッツィは「一室ごとに受け継がれてきた魅力と現代のラグジュアリーを融合させ、パラッツォ全体に流れる時代を超えた壮麗さを呼び起こしたい」とコメントしています。付帯施設としてレストラン、バー、ガーデンラウンジ、ミーティング・イベントスペース、スパ、ジムが計画されています。
周辺エリア
ノートはシチリア島南東部のヴァル・ディ・ノート地方に位置し、ラグーサやモディカなどとともにユネスコ世界遺産「ヴァル・ディ・ノートの後期バロック様式の町々」に登録されています。ホテルは旧市街の中心にあり、サン・ニコロ大聖堂や鏡の間で知られるパラッツォ・ドゥチェッツィオ、サン・ドメニコ教会といったバロック建築が徒歩圏内です。春には街路を花で埋め尽くす祭り「インフィオラータ」が開かれ、地元の市場は柑橘やアーモンド、オリーブで賑わいます。少し足を延ばせば、海辺のリド・ディ・ノートも楽しめます。
アクセス
所在地:Via Camillo Benso Conte di Cavour 10, 96017 Noto SR, Sicilia, Italia
- カターニア・フォンタナロッサ空港から車で約1時間
- シラクーザから車で約30分
- ノート旧市街の中心に位置し、主要なバロック建築は徒歩圏内
施設概要
| 正式名称 | Palazzo Castelluccio(パラッツォ・カステッルッチョ)/Rocco Forte Hotels |
|---|---|
| ブランド | Rocco Forte Hotels(ロッコ・フォルテ ホテルズ) |
| 所在地 | Via Camillo Benso Conte di Cavour 10, 96017 Noto SR, Sicilia, Italy |
| 建物 | 1782年築・ネオクラシカル様式の貴族邸宅(約50,000平方フィート/約4,600㎡) |
| 運営 | Rocco Forte Hotels |
| インテリアデザイン | オルガ・ポリッツィ(ロッコ・フォルテ ホテルズ デザインディレクター)、パオロ・モスキーノ、フィリップ・ヴェルヘイレン |
| 施工会社 | 不明 |
| 客室数 | 31室 |
| 付帯施設(予定) | レストラン、バー、ガーデンラウンジ、ミーティング・イベントスペース、スパ、ジム、庭園 |
| 開業予定 | 2026年 |
(情報は2026年9月時点。開業時期・施設内容等は変更となる場合があります)
出所
- Rocco Forte Hotels 「Palazzo Castelluccio, Noto 公式ページ」
- Rocco Forte Hotels 「A Sicilian Jewel: Our New Opening in Noto」