フランスが誇る世界最大の高級ブランドルイ・ヴィトン(Louis Vuitton)が、ブランド史上初となるホテルをパリに開業します。場所はパリの象徴であるシャンゼリゼ通り103〜111番地。2026年のオープンを予定しており、LVMHグループの新たなホスピタリティ展開として世界的な注目を集めています。

注目ポイント3選
1. スパイ伝説の舞台となった、1898年建造の歴史的建物
ホテルが入る建物は1898年に「エリゼ宮ホテル(Hôtel Élysée Palace)」として建てられたオスマン様式の歴史的建造物。ベル・エポック期には王族や女優たちが集う最高級ホテルとして知られ、その後HSBCの本部として約20年間使用されていました。ファサードと屋根は1991年にフランスの歴史的建造物(monument historique inscrit)に指定されており、改修においても外観は保護されます。
この建物には、今も語り継がれる伝説的なエピソードがあります。1917年2月13日、当時ヨーロッパ中を席巻していた踊り子マタ・ハリが、3階の客室でフランス警察に逮捕されました。オランダ出身の彼女はパリで異国情緒あふれる官能的なダンスで名声を博しましたが、第一次世界大戦中にドイツのスパイとして活動していたとして告発。真偽は今も歴史家の間で議論が続いていますが、その数ヵ月後に処刑され、「史上最も有名な女スパイ」として世界史に名を残しました。
約6,000㎡のこの建物が、ルイ・ヴィトン初のホテルとして126年ぶりに本来の用途へと戻ります。

2. 工事中はモノグラム・トランクが外観を覆う話題のインスタレーション
改装工事中、建物のファサードはルイ・ヴィトンのアイコニックなモノグラム・トランクをかたどった巨大なカバーで覆われており、すでにシャンゼリゼ通りの観光名所になっています。CEOピエトロ・ベッカーリはこのビルからの眺めを「世界で最も素晴らしい景色」と表現しており、凱旋門とエッフェル塔の両方を望む立地であることがわかります。


3. LVMHのホスピタリティ事業でルイ・ヴィトン名義は初
LVMHグループはこれまでシュヴァル・ブラン、ベルモンド、ブルガリ ホテル&リゾーツといったブランドでホスピタリティ事業を展開してきましたが、ルイ・ヴィトン名義での直接ホテル運営は今回が初めてです。
周辺環境
シャンゼリゼ通りはパリで最も有名な大通りで、凱旋門からコンコルド広場まで約2kmにわたって高級ブティック、カフェ、映画館が立ち並びます。ルイ・ヴィトンの旗艦店に隣接するこの立地は、ルーヴル美術館、エッフェル塔、チュイルリー公園などパリの主要観光スポットへのアクセスも抜群です。
アクセス
所在地:103-111 Avenue des Champs-Élysées, Paris 8e, France
- メトロ1号線「George V」駅より徒歩約2分
- メトロ1・2・6号線「Charles de Gaulle – Étoile」駅より徒歩約5分
- シャルル・ド・ゴール空港からRER Bで約45分
施設概要
| 施設名 | ルイ・ヴィトン ホテル ※正式名称未発表 |
|---|---|
| ブランド | ルイ・ヴィトン(Louis Vuitton / LVMH) |
| 所在地 | s103〜111番地、パリ8区、フランス |
| 開業予定 | 2026年 |
| 延床面積 | 約6,000㎡ |
| 建物 | 1898年建造(設計:ジョルジュ・シェダンヌ) 歴史的建造物指定:1991年 |
| 運営 | ルイ・ヴィトン(LVMH) |
| 公式サイト | louisvuitton.com ↗ |
※ 客室数・レストラン・スパ等の施設詳細はルイ・ヴィトン/LVMHによる公式発表が未確認のため記載していません。開業が近づき次第、情報を追記します。