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ウォルドーフ・アストリア ラバト=サレ|モロッコ・ラバト|2026年4月17日開業

2026年4月17日、ウォルドーフ・アストリア ラバト=サレ(Waldorf Astoria Rabat Salé)がモロッコの首都ラバトに開業しました。ヒルトンにとってモロッコ初のウォルドーフ・アストリアであり、同社が同国のポートフォリオを倍以上に拡大する計画を進めるなかでの旗艦的な一軒となります。舞台はモロッコで最も高い建築物であるモハメッド6世タワー(Tour Mohammed VI)の上層階で、ラバトとサレという双子の街が接する場所からブレグレグ川、そして大西洋までを見渡すパノラマが広がります。

デザインを貫くモチーフは「星」です。ヒルトン公式発表によれば、ホテルは星々からインスピレーションを得ており、天体をモチーフとした意匠が館内の各所に織り込まれています。インテリアデザインを手掛けたのはフランスのピエール=イヴ・ロション(Pierre-Yves Rochon)で、タワーの曲線的なシルエットに呼応する流麗なラインが空間をつないでいます。客室・スイートは全55室と意図的に絞られており、一室あたりの手厚いサービスが可能な規模に抑えられています。館内には同地域でも有数の規模を誇るプライベートアートコレクションが展示されており、滞在そのものが鑑賞体験にもなっています。

ダイニングの主役は33階のシグネチャーレストランAldabaran Alain Ducasseです。世界的シェフのアラン・デュカスが手掛けるレストランで、地中海の風土を映した料理が供されます。Brasserie Magnoliaはモロッコ人シェフのラフセン・ハフィド(Lahcen Hafid)が料理を担当するブラッセリーで、テラス席からの眺望も魅力です。ウォルドーフ・アストリアの伝統であるラウンジPeacock Alleyもホテルの中心に置かれ、ニューヨーク本店から受け継いだ文化を首都ラバトで体験できます。

ウェルネスは31〜32階のスパが担います。大きな窓越しに大西洋の水平線を望みながら施術を受けられる空間で、モロッコ発ブランドmarocMarocによるモロッコ伝統のリチュアルと、スイスのスキンケアブランドValmontのトリートメントを組み合わせたメニューが用意されています。

イベント機能も大きな柱です。ガーデンレベルのル・グラン・サロンから29階のスカイミーティングルームまで、合計1,300㎡のイベントスペースを備えており、外交レセプションや国際会議、プライベートイベントの舞台となることが見込まれます。ヒルトンのクリストファー・ナセッタ社長兼CEOは公式発表のなかで、モロッコを戦略的に重要な市場と位置付け、今後ポートフォリオを25軒へと倍以上に拡大する計画を示しています。現在モロッコで営業中のヒルトン系列は12軒で、10ブランド・15軒が開発パイプラインに入っています。

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周辺エリア

ホテルが入るモハメッド6世タワーは、ラバトとサレを隔てるブレグレグ渓谷の再開発地区に立っています。高さ250m・55階建てのこのタワーは、ラグジュアリーホテルのほかにプレミアムオフィス、高級レジデンス、展望デッキを内包する複合施設です。周辺ではブレグレグ渓谷開発プロジェクトが進行しており、ザハ・ハディッド・アーキテクツが設計したグランド・シアター・オブ・ラバトをはじめ、マリーナや商業施設、博物館群が集積する新しい都市軸が形成されつつあります。旧市街のメディナや王宮といったラバトの歴史的中心部へも短時間で移動できるため、観光と公務・ビジネスの双方に対応しやすい立地です。

アクセス

所在地:259V HW Sale Rabat Sale, 10 000, Morocco(モハメッド6世タワー)

ラバト=サレ空港(RBA)からは車で15〜20分程度、ラバト市内中心部からは10分程度でアクセスできます。

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About the Author

建築やデザインが好きで、新しいホテルについて日々勉強中です。名の知れた建築家や設計事務所が手がけた物件を見つけると、つい深追いしてしまいます。国内・海外を問わず、空間そのものに物語があるホテルを紹介しています。

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