ハイアット ホテルズ コーポレーションは2026年9月17日、カナダ・オンタリオ州のワイン産地ナイアガラ・オン・ザ・レイク(Niagara-on-the-Lake)に「The Clayfield(ザ・クレイフィールド)」が開業したと発表しました。ラグジュアリーポートフォリオの「アンバウンド コレクション by Hyatt」に加わるブティックホテルで、客室数は102室。ワインとウェルネスを軸に据え、モントリオールを拠点とする Sid Lee Architecture が設計を手がけています。

ホテル名の「Clayfield」は、粘土質に富むこの地域の土壌に由来します。ハイアットは、ブドウ畑を巡りたい人、食を目的に訪れる人、粘土やワインを取り入れたウェルネストリートメントを求める人のいずれにとっても目的地となる施設だと説明しています。所在地はナイアガラ地方の新しい村の中心「Clayfield Commons(クレイフィールド・コモンズ)」で、旧市街オールドタウン・ナイアガラの雰囲気と、地域のクリエイティブコミュニティとのつながりを取り込んだ構成になっています。

注目ポイント3選
① ワイン産地ナイアガラ・オン・ザ・レイクに102室のブティックホテルが開業しました
ハイアット ホテルズ コーポレーションは2026年9月17日、ナイアガラ・オン・ザ・レイクに The Clayfield が開業したと発表しました。アンバウンド コレクション by Hyatt に加わる客室数102室のブティックホテルで、ワインとウェルネスを軸に据えています。ホテル名は粘土質に富む地域の土壌に由来し、ナイアガラの2つの地元一族、フェルドバーグ家とホーリー家が共同で構想した施設です。
② Sid Lee Architecture がナイアガラ断崖とブドウ畑の畝列を建築に写し取っています
設計はモントリオールを拠点とする Sid Lee Architecture です。ナイアガラ断崖に着想を得た彫刻的なフォルムとゆるやかな曲線を骨格とし、細い縦の木製ルーバーが隣接するブドウ畑の整然とした畝列を反映しています。床から天井までの開口部がブドウ畑や庭園を室内に取り込み、内装には温かみのあるオーク材、天然石、織りのテキスタイルが使われています。


③ 80席の「Terrain」と屋上テラス、クレイを使うスパを備えています
料理面の中核は The Ascari Group が手がけるワインカントリーレストラン「Terrain」で、80席のメインダイニング、25席のロビーバー、シェフズテーブルで構成されます。「The Rooftop at The Clayfield」はハイアットによればナイアガラ・オン・ザ・レイク初のルーフトップテラスで、ブドウ畑を見渡しながらカクテルとスモールプレートを楽しめます。スパではクレイを使ったボディリチュアルやヴィノテラピーを提供しています。Terrain のエグゼクティブシェフはジョエル・ラビュート(Joel LaBute)氏です。会議・宴会用には、ボールルームを含む5,400平方フィート(約502平方メートル)超のフレキシブルスペースがあります。

2つの地元一族が組んだプロジェクト
The Clayfield は、ナイアガラの2つの地元一族、フェルドバーグ家(Feldbergs)とホーリー家(Hawleys)が共同で構想したものです。ワイナリー Stratus Vineyards の創業者であるデビッド・フェルドバーグ(David Feldberg)氏は、デザインとホスピタリティがワインと同じくらい来訪体験の一部になっている自社ワイナリーの運営を通じて、同じ思想に基づくホテルの可能性を見いだしたとされます。一方、ジョン・ホーリー(John Hawley)氏とその家族は、のちに Clayfield Commons と呼ばれることになる村の中心部を含むニューアーバニズムの街区を完成させていました。両者は2019年に出会い、構想が近いことを確認して協働に至ったと説明されています。
Village Developments Inc. 社長のホーリー氏は「ナイアガラ・オン・ザ・レイクの豊かな才能を称え、住民の日常の一部になりながら、訪れる人にはこのコミュニティを新しい形で楽しんでもらえる特別な場所をつくる機会だと考えました」とコメントしています。
アンバウンド コレクション by Hyatt での位置づけ
ハイアットのグローバルブランドリーダー(ラグジュアリー)であるタマラ・ローハン(Tamara Lohan)氏は「記憶に残るホテルは、周囲の環境にごく自然に溶け込んでいるものが多い」としたうえで、The Clayfield はアンバウンド コレクション by Hyatt の個性を体現する新しい表現だと述べています。同ブランドは近年、カリフォルニア州サンタモニカの The Georgian、ワシントン州シアトルの Hotel 1000 を加えており、2027年にはジョージア州サバンナの The Digby、アルゼンチン・メンドーサの Casa Duhau の開業が見込まれています。

周辺エリア
ナイアガラ・オン・ザ・レイクは、オンタリオ湖とナイアガラ川が接する位置にあるカナダ有数のワイン産地です。ホテルが立地する Clayfield Commons は、食料品店、銀行、ドラッグストア、メディカルセンターに加えて、独立系の小売店やつくり手、レストラン、カフェ、地域サービスが、ランドスケープされた芝生の広場を囲むように集まる村の中心部です。The Garrison House Restaurant、LoveBee Natural Products、The Organic House Chocolate Co.、Bloom & Co.、Handmade Presence、Southern + Bel Restaurant、Oliv Tasting Room といった事業者が入り、長年続く週末のファーマーズマーケットも開かれています。
開業のタイミングは秋の入り口にあたり、ブドウの収穫期と紅葉が重なる時期です。ナイアガラ・オン・ザ・レイク観光局CEOのキャシー・ワイス(Kathy Weiss)氏は「この土地を特別なものにしている要素を可視化し、訪れる人が何度も戻ってくる理由をもうひとつ増やしてくれる」とコメントしています。
アクセス
18 Clayfield Commons, Niagara-on-the-Lake, ON L0S 1J0, Canada
施設概要
| 名称 | The Clayfield(ザ・クレイフィールド) |
|---|---|
| ブランド | アンバウンド コレクション by Hyatt(The Unbound Collection by Hyatt) |
| 所在地 | 18 Clayfield Commons, Niagara-on-the-Lake, ON L0S 1J0, Canada |
| 開業日 | 2026年9月17日(開業済み) |
| 客室数 | 102室 |
| レストラン・バー | Terrain(メインダイニング80席/ロビーバー25席/シェフズテーブル。The Ascari Group 運営、エグゼクティブシェフ:Joel LaBute)、The Rooftop at The Clayfield |
| スパ・ウェルネス | フルサービススパ(クレイを用いたボディリチュアル、ヴィノテラピー) |
| 宴会・会議 | 5,400平方フィート(約502平方メートル)超のフレキシブルスペース、ボールルーム |
| 設計 | Sid Lee Architecture(モントリオール) |
| 施工会社 | 不明 |
| 開発 | Feldberg家(Stratus Vineyards)、Hawley家(Village Developments Inc.) |
| 運営 | Hyatt Hotels Corporation |
出所
- Hyatt Hotels Corporation「Introducing a Wine-Country Wonder: The Clayfield」(2026年9月17日)
https://newsroom.hyatt.com/TheClayfieldOpens - The Clayfield 公式サイト
https://theclayfieldhotel.com/