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【2029年度開業予定】コンラッド神戸(仮称)

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兵庫県初の外資系5つ星ホテル「コンラッド神戸(仮称)」誕生へ

兵庫県・神戸において、ヒルトン最上級ブランド「Conrad(コンラッド)」の進出が報じられました。
仮称「コンラッド神戸(仮称)」として、現在建て替えが進む神戸市役所本庁舎2号館の上層階に入る計画です。

開業は2029年度予定とされており、県内初となる「外資系五つ星ホテル」の誕生に大きな注目が集まっています。

注目ポイント3選

1. 神戸都心に誕生する複合超高層ビル

本計画は、神戸市役所本庁舎2号館の建て替えを目的とした再整備事業で、完成後の建物は地上24階・地下2階、高さ約125mという規模になります。
この高さは、神戸市中心部の建築物としても上位に位置する規模で、三宮の都市スカイラインを新たに形成するランドマークとなる見込みです。

構造形式は鉄骨造・鉄筋コンクリート造・鉄骨鉄筋コンクリート造の複合構造で、さらに中間階免震構造を採用することで、防災・耐震性能を強化。災害時にも行政機能と民間施設が安定的に運用できる安全性を備えています。

都市防災拠点としての強靭性と、都心景観に調和する外観デザインを両立させた、神戸市中心街の新たな“顔”となる超高層複合施設です。

2. 神戸初・外資系五つ星ホテルとしての象徴的存在

ヒルトングループの最上級ブランドとして知られるコンラッドは、東京・大阪に次ぐ国内3都市目の展開となる見込みで、兵庫県内では初の外資系五つ星ホテルとなります。

神戸市は近年、「観光・MICE機能の強化」を柱に国際都市ブランドの再構築を進めており、コンラッド神戸はその中心的な存在として期待されています。
観光客はもちろん、国際会議や企業誘致など、ビジネス利用にも対応できる高級宿泊施設の誕生は、神戸都心全体のグレードを引き上げる要素となるでしょう。

また、ホテルのロビーや客室は、上層階から神戸港や六甲山を一望できる位置に計画されており、「海と山に抱かれた街・神戸」の魅力を最大限に感じられる空間となる予定です。

3. 官民連携で進む「都市再生×ホテル開発」

このプロジェクトが特に注目されるのは、単なるホテル建設ではなく、「官民連携による都市再生事業」として進められている点です。
神戸市が策定した「本庁舎2号館再整備基本構想」に基づき、オリックス不動産を代表とする企業グループが事業者として選定され、行政と民間が一体となって都心再生を推進しています。

施設は、低層部に神戸市庁舎機能や市民利用空間、中層部にオフィスや商業施設、そして上層部にホテルという構成。
「行政・ビジネス・観光・市民活動」が1棟に共存する、多機能型の都市複合施設となります。
これにより、従来の“庁舎=行政だけの空間”という枠を超え、市民と観光客、企業が交わる新しい都心の拠点が誕生するのです。

さらに、事業費は当初計画の約110億円から173億円へと拡大し、神戸市の中心部再生に対する本気度の高さがうかがえます。

周辺情報

三宮中心部・旧居留地・神戸港エリアが徒歩圏にあり、港町散策や六甲山夜景など神戸らしい滞在体験が可能。
また神戸空港へのアクセスも良好で、観光・ビジネス双方に利便性の高い立地です。


アクセス

  • 所在地:兵庫県神戸市中央区加納町6丁目5番1号
  • 最寄駅
    • JR「三ノ宮駅」徒歩約5分
    • 阪急・阪神「神戸三宮駅」徒歩約5分
    • 地下鉄「三宮」駅/「三宮・花時計前」駅 も至近
  • 交通アクセス:最寄りはJR・阪急・阪神「三ノ宮駅/神戸三宮駅」駅から徒歩5分程度

施設概要

コンラッド神戸(仮称)
事業名 (仮称)神戸市役所本庁舎2号館再整備事業
ブランド Conrad(ヒルトン・インターナショナル系列)
所在地
兵庫県神戸市中央区加納町6丁目5番1号
延床面積 約73,000㎡(1号館含む全体)
建築面積 約43,000㎡
階数・高さ 地上24階・地下2階・約125m
構造 鉄骨造・RC造・SRC造(中間階免震構造)
用途
  • ホテル:16階〜24階、8階の一部
  • オフィス:6階〜14階
  • 市庁舎:地下1階〜5階
  • 市民利用空間:1階
  • 商業施設:地下1階〜2階
建築主・代表企業 オリックス不動産株式会社
構成企業 阪急阪神不動産、関電不動産開発、大和ハウス工業、芙蓉総合リース、竹中工務店、安田不動産
協力企業 日建設計
設計・施工 竹中工務店
着工予定 2025年度
竣工予定 2028年度
開業予定 2029年度

※なお、客室数、レストラン数、スパ・会議施設などの細部仕様は現時点で公式発表されておらず、「調整中」「方向で最終調整」といった報道に留まっています。

※建物概要は、神戸市が公開している提案時点(2022年8月)の公式資料をもとにしています。
なお、最新の報道では「地上28〜29階・高さ約140m・延床約77,000㎡」規模に拡大される見込みも伝えられています。
今後の設計進行に伴い、正式な数値が変更される可能性があります。

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