二条城北門の正面に、シャングリ・ラの新ブランドラインが上陸します
ユネスコ世界文化遺産・二条城の北門の向かいに計画されているラグジュアリーホテルの正式名称が、「ソンテイ京都 シャングリ・ラ シグネチャーズ(Songtei Kyoto, Shangri-La Signatures)」に決まりました。シャングリ・ラ グループが2026年9月10日に発表したもので、客室数は全77室のゲストルームとスイート、2026年後半に一部施設でフェーズ開業し、2027年初に全面開業する予定です。
本件は当初「シャングリ・ラ 京都二条城(Shangri-La Kyoto Nijojo)」として発表されていましたが、2026年9月に上記の正式名称が決定しました。旧名称で情報を追ってきた方は、以降は新名称でご確認ください。
シャングリ・ラにとって日本国内では、2009年3月開業の「シャングリ・ラ 東京」に次ぐ2軒目、関西では初の物件となります。


ハイライト
「シャングリ・ラ シグネチャーズ」という新しいコレクション
「シャングリ・ラ シグネチャーズ」は、シャングリ・ラ グループが展開するウルトララグジュアリー・ブティックホテルのコレクションです。豊かな物語を持つ特別な場所での滞在を求める旅行者に向けたラインとして位置づけられており、既存の「シャングリ・ラ ホテルズ&リゾーツ」とは別の枠組みで運営されます。
コレクションの1軒目は、2025年5月に中国・杭州で開業した「The Silk Lakethouse」です。同館はTIME誌の「World’s Greatest Places 2026」およびPrix Versailles「The World’s Most Beautiful Hotels 2026」に選出されています。ソンテイ京都は、このコレクションの2軒目にあたります。
「ソンテイ」という名称の由来
ソンテイ(Songtei)は、長寿と吉祥を象徴する「松」と、住まいを意味する「邸」を組み合わせた名称です。シャングリ・ラが受け継いできた伝統と、心のこもったもてなしや土地との結びつきを重んじる京都の感性を重ね合わせ、滞在する人が自分の家にいるようにくつろげる場所を目指すという意図が込められています。
二段階での開業スケジュール
開業は一度にではなく、二段階で進みます。2026年後半に一部の施設で先行してフェーズ開業し、2027年初に全施設が揃った全面開業を迎える計画です。先行開業の時点でどの施設が稼働するかの内訳は、現時点では公表されていません。
全77室の客室と、館内の施設
客室は全77室のゲストルームとスイートで構成されます。京都市の公表資料によれば、客室面積は最小50㎡から最大202㎡までの幅があり、京都市内の同規模ホテルとしてはゆとりのある設計です。デザインは、江戸期の京都の邸宅が持っていた趣を現代的な感覚で再解釈し、シャングリ・ラが培ってきたアジアのホスピタリティの美意識と重ね合わせたものとされています。
ウェルネス関連では、プライベートスパ、屋内外の温浴施設、屋内プール、最新設備を備えたジムが計画されています。ダイニングは、オールデイダイニングのラウンジ、中国料理のファインダイニング、懐石と寿司のカウンター、夜のバーという構成です。
京都市の「上質宿泊施設誘致制度」に基づく計画
本プロジェクトは、京都市の「上質宿泊施設誘致制度」の対象として公表されている計画です。同制度は、観光都市としての京都が宿泊施設の量よりも質を重視し、景観・住環境・文化との調和を前提としたホテル開発を促す枠組みです。
敷地は「歴史遺産型美観地区」「眺望景観保全地域」に含まれるため、建物の高さは14.995mに抑えられ、地上4階・地下1階という低層の構成になっています。敷地面積5,838.12㎡に対し延床面積は11,919.9㎡で、高さを抑えたぶん平面に広がる建ち方です。

周辺エリア
敷地は二条城の北門の向かいにあたり、世界文化遺産の堀と石垣を日常の景観として歩ける位置関係です。二条城は徳川家康が築いた江戸幕府ゆかりの城郭で、二の丸御殿と庭園で知られます。
北へ進めば京都御苑・京都御所、東には神泉苑があり、徒歩圏に文化財が集まります。周囲は上京区の住宅地でもあり、町家や京料理の店、工芸の工房が点在するエリアです。西陣エリアや堀川通沿いの寺社へも足を延ばしやすい位置にあります。
アクセス
所在地:京都府京都市上京区竹屋町通大宮東入藁屋町536番71 他
最寄駅:京都市営地下鉄東西線「二条城前」駅から徒歩約9分
京都駅から:タクシーで約10分
施設概要
| ホテル名 | ソンテイ京都 シャングリ・ラ シグネチャーズ(Songtei Kyoto, Shangri-La Signatures) |
|---|---|
| 旧称 | シャングリ・ラ 京都二条城(Shangri-La Kyoto Nijojo)/2026年9月に正式名称へ変更 |
| 所在地 | 京都府京都市上京区竹屋町通大宮東入藁屋町536番71 他 |
| 開業予定 | 2026年後半にフェーズ開業、2027年初に全面開業 |
| 客室数 | 77室(ゲストルームおよびスイート/最小50㎡・最大202㎡) |
| 運営 | シャングリ・ラ グループ |
| ブランド | シャングリ・ラ シグネチャーズ(Shangri-La Signatures) |
| 館内施設 | プライベートスパ、屋内外の温浴施設、屋内プール、ジム、オールデイダイニングラウンジ、中国料理レストラン、懐石・寿司カウンター、バー |
| 事業者 | Shangri-La Kyoto Nijojo特定目的会社 |
| 設計監理 | 大成建設(設計施工。建設業界紙による報道で、ホテル運営側の公式発表では未公表) |
| 施工会社 | 大成建設(同上。公式発表による確定情報は不明) |
| 階数 | 地上4階・地下1階 |
| 高さ | 14.995m |
| 構造 | 鉄筋コンクリート造 |
| 敷地面積 | 5,838.12㎡ |
| 建築面積 | 3,438.6㎡ |
| 延床面積 | 11,919.9㎡ |
| 着工 | 2023年 |
| 備考 | 京都市「上質宿泊施設誘致制度」の対象計画。シャングリ・ラとしては国内2軒目、関西初 |

京都では2026年3月22日、シンガポール発「カペラホテルズ&リゾーツ」が日本初進出を果たし、カペラ京都が東山区の宮川町エリアに開業しました。建築デザイン監修は隈研吾建築都市設計事務所が手がけています。
出所
- シャングリ・ラ グループ「ソンテイ京都 シャングリ・ラ シグネチャーズ」の開業を発表(Shangri-La Asia Limited 公式リリース、2026年9月10日):https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000190112.html
- 京都市「シャングリ・ラ ホテル 京都二条城計画」(上質宿泊施設誘致制度):https://www.city.kyoto.lg.jp/sankan/page/0000294345.html
- SL Japan Asset Management「Shangri-La Kyoto Nijojo」:https://sljapan-am.com/work/kyoto-nijojo/