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【2026年春開業】帝国ホテル 京都(IMPERIAL HOTEL, KYOTO)/京都・祇園

目次

帝国ホテル、30年ぶりの新規開業

2026年春、京都・祇園に「帝国ホテル 京都」が開業予定です。これは、東京、上高地、大阪に続く4軒目の帝国ホテルブランドの施設であり、1996年の「帝国ホテル 大阪」開業以来、実に30年ぶりとなる新規開業として、大きな注目を集めています。

本ホテルは、歴史的建築「弥栄会館」の意匠を受け継ぎつつ、現代のラグジュアリーと融合した空間が特徴です。南西側の外壁や構造体、テラコッタレリーフ、銅板瓦屋根など、歴史的価値を有する部材を可能な限り保存・再利用し、伝統と革新が調和する唯一無二の空間が創出されます。

祇園甲部歌舞練場の大屋根、花見小路、東山の山並みといった京都を象徴する景観を望みながら、ゲストはかつての文化と最先端のホスピタリティが融合する滞在体験を享受することができます。

注目ポイント

3つの建築エリアで異なる世界観を演出

  • 保存エリア(本棟南西面):文化財の趣きをそのままに。柱・梁・窓枠などに弥栄会館時代の面影を残し、祇園の記憶を宿す空間。
  • 改築エリア(本棟北東面):伝統のシルエットを踏襲しつつモダンな設え。提灯の灯りや朝の空気を感じる開放感。
  • 北棟増築エリア:町家の佇まいと調和する設計。畳を取り入れ、日本建築の精神を現代的に表現した空間。
保存エリア(本棟南西面)
改築エリア(本棟北東面)
北棟増築エリア(北棟)

最上級の「インペリアルスイート」

帝国ホテル 京都が誇る最高峰の客室「インペリアルスイート」は、193㎡の広大な専有面積を有する特別なスイートルームです。その内訳は、客室スペース128㎡と、開放感あふれるテラス65㎡。このテラスは北・東の2方向に開かれており、祇園の町家風情や東山の山並み、大屋根の祇園甲部歌舞練場など、京都の象徴的景観を一望できます。

この部屋の最大の特徴の一つは、歴史的建築である「鐘塔(しょうとう)」を再活用した構造にあります。弥栄会館時代から引き継がれた鐘塔に朝の光が差し込む演出や、静謐な茶の湯空間など、唯一無二の体験が予定されています。

この「インペリアルスイート」の宿泊料金は1泊あたり300万円(税込・サービス料込)が想定されており、国内ホテル市場においても異例の価格帯。その価値は、空間の贅沢さだけでなく、歴史・文化・眺望・体験を一体化した“舞台のような滞在”にあります。

平安時代の人々が見たであろう東山と月という、時代を超越した雰囲気を体感してもらいたい
新素材研究所 榊田倫之氏

周辺情報

京都・祇園甲部歌舞練場に隣接し、祇園や八坂神社、二条城など京都を代表する歴史・文化スポットへのアクセスが抜群です。また、格式ある花街の風情が香る街並みに溶け込み、「地域に根ざしたラグジュアリーステイ」が叶う立地です。

アクセス

  • 京都駅から車で約10分
  • 京阪電車「清水五条駅」から徒歩約7分

施設概要

帝国ホテル 京都/Imperial Hotel, Kyoto
ブランド 帝国ホテル
所在地 京都府京都市東山区
客室

55室

階数

地上7階、地下2階

高さ

31.50m

敷地面積

3,623.17㎡

延床面積

10,804.24㎡

構造

鉄骨鉄筋コンクリート造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造

付帯施設

レストラン、 バー、ウェルネス施設(スパ、プール、フィットネスジム)

設計・施工

大林組(内装設計:新素材研究所の建築家・榊田倫之)

竣工時期 2025年10月

参考:
https://www.imperialhotel.co.jp/kyoto

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