ヒルトン2ブランド体制で宮古島が進化
“Neighborhood(近隣)”をブランド理念に掲げる、ヒルトンのライフスタイルホテル「キャノピー by ヒルトン」が、2026年春、沖縄県宮古島のトゥリバー地区に開業予定です。本プロジェクトは、2023年に開業した「ヒルトン沖縄宮古島リゾート」に隣接する形で進められており、ヒルトンの2ブランドによる複合型リゾートゾーンが誕生します。
ヒルトンとしては、すでに「ダブルツリー」「ヒルトン」「コンラッド」など複数ブランドを沖縄に展開してきましたが、「キャノピー」は国内2軒目(京都に次ぐ)であり、ライフスタイル志向の個性派ブランドとして地域活性にも寄与することが期待されています。また、同一エリアに異なるターゲット層を想定した2ブランドを展開することで、滞在目的に応じた選択肢を提供できる点も注目されています。

右「キャノピーbyヒルトン沖縄宮古島リゾート」

注目ポイント
1. アジア太平洋初のリゾート型「キャノピー by ヒルトン」
「キャノピー by ヒルトン沖縄宮古島リゾート」は、アジア太平洋地域で初めてのリゾート型「キャノピー by ヒルトン」として注目されています。世界約40拠点に展開される同ブランドの多くが都市型である中、本施設はリゾート立地における数少ない事例に位置づけられます。日本の伝統や島文化をデザインに取り入れたライフスタイル型ホテルとして、ブランドの中でも特異性を備えたプロジェクトです。
2. パノラマビューが楽しめるルーフトップ空間
最上階には屋外インフィニティプールとルーフトップバーが設けられ、伊良部大橋や宮古ブルーの海を一望するオーシャンビューが魅力です。日中の海と空、夕刻のサンセットが美しく重なる唯一無二のロケーションは、滞在者に極上のリゾート体験を提供します。

3. 地域共生型の“賑わい施設”を併設
ホテル敷地内には、宿泊者に限定されない地域交流型の商業・交流施設(2階建て×4棟)が整備される予定です。カフェやレストラン、地元の特産品を扱うショップなどが入居する計画で、観光客だけでなく地元住民の利用も想定されています。リゾートでありながら開かれた拠点として、地域経済や観光振興との連携を図ります。
周辺情報
ホテルは宮古島市中心街近く、伊良部大橋を望むトゥリバー地区に立地。
- 徒歩圏内には「パイナガマビーチ」が広がり、SUPやシュノーケリングなどのマリンアクティビティが気軽に体験できます。
- 全長3,540mの「伊良部大橋」まで車で約5分。通行無料の橋としては日本最長で、宮古ブルーの海を一望できる人気スポットです。
- 「宮古島市公設市場」や「西里通り商店街」では、宮古そばや島野菜、泡盛など地元の味に出会えるグルメ散策も魅力。さらに、三線演奏が楽しめる居酒屋や、琉球ガラス体験ができる施設も点在し、宮古島らしい文化体験も楽しめます。


左「キャノピーbyヒルトン沖縄宮古島リゾート」
アクセス
所在地:沖縄県宮古島市平良字久貝アゲタ550-7
- 宮古空港より車 約15分
- みやこ下地島空港より車 約25分

施設概要
ブランド | Canopy by Hilton |
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開業予定 | 2026年春 |
客室 |
全310室(地上12階建て)
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敷地面積 | 約45,943㎡ |
建物面積 | ホテル棟22,037㎡、賑わい施設棟1,788㎡ |
付帯施設 | キャノピー・セントラル(オールデイダイニング・バー&ラウンジ、イベントスペース)、ルーフトッププール&バー、トランスファー・ラウンジ、スパ、フィットネス、キッズクラブ |
設計・監理 |
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施工 | 鹿島・國場・大米特定建設工事共同企業体 |
事業主 | 三菱地所株式会社、鹿島建設株式会社 |
着工日 | 2023年9月1日 |
竣工日 | 2025年中(予定) |
※上記は 2023年8月時点
参考:
Canopy by Hilton公式:https://www.hilton.com/en/brands/canopy-by-hilton/
三菱地所:https://www.mec.co.jp/news/detail/2023/08/28_mec230828_canopy